一見してわかる。20cm62倍の視野で一番明るい天体。輝くほどではないがよく集光して見やすい。注視するとかすかに尾が流れているようにも見える。3cm双眼鏡ではかすかにわかるかどうか。
C/2022 E3 (ZTF) ZTF彗星
観測記録一覧
前回とあまり見え方は変わらない。20cm62倍で集光のある姿で、かすかにコマの外側が流れて尾になっている。コマは大きく拡散しているよう。光度は7.68等星よりわずかに暗い、7.80等星とほぼ同じ。8.20等星よりやや明るい。5cm7倍双眼鏡でのかすかに7.7~7.4等星と同じような明るさの光斑として見えた。1時間弱の間に10個近い人工衛星が視野を横切った。
- 02.82UT m1=7.5:, DC=5, dia=6', tail=8' (20.3cmシュミットカセグレン 36倍)
- 02.85UT m1=6.9, DC=5, dia=10', tail=? (5.0cm双眼鏡 7倍)
大きくなってきた。20cm36倍で尾につながる変形したコマと集光している姿。2度弱の視野でも比較星が取れない。167倍では微星状核があるが、集光に埋もれて目立たない。5cm7倍双眼鏡ではまだ注視しないとわからないが、明らかに増光して大きくなっている。光度は6.71等星とほぼ同じ。7.04等星、7.26等星とも同じ。高度が上がってさらに見やすくなった。双眼鏡でも尾の痕跡がわかる。
20cm36倍で視野に入れて、強く輝く核と大きいコマが飛び込んでくる。気持ち良い姿。さらに注視するとコマの外側が右下に流れ、尾になっているのがわかる。9~10等程度の星状核があるようだが、206倍まで上げると強い小さい中央集光の中に12等以下の星状核があるよう。30分のスケッチの間にかなり移動していくのがわかる。
こぐま座の頭から適当に振ってすぐ見つかる。大きいコマと集光があり、かすかに左上に淡く尾が出ているのがわかる。4.8等星よりは暗いが、5.1等星に近い。5.5等星よりは明るい。肉眼でもかろうじてわかる気がする。4.2~4.8等星は確実に見える条件。
2ヶ月ぶり。引っ越しで再観測は諦めていたが、なんとかタイミングに恵まれた。ずいぶん拡散してしまった。集光はあるようだ。かなりかすか。