C/2020 M3 (ATLAS) アトラス彗星

観測記録一覧

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  • 12.74UT m1=9.2, DC=4, dia=4' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

薄雲でなかなか見えなかったが、2時40分すぎにやっと晴れてくれた。あまり明るくはない。注意しないとすぐ見逃す。拡散して淡いが、中央集光はあり、20cm100倍で小さく見える。62倍ではごく淡く大きいコマ。光度は近くの9.6等星、9.8等星とほぼ同じかやや明るい。8.9等星よりは暗い。火星がとにかく大きかった。

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  • 18.78UT m1=9.4, DC=3-4, dia=4' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

1週間ぶり。北の空に雲が広がってきたが、間に合った。見え方は大きく変わらず拡散して淡い。周囲に明るい星がなく見つけるのに苦労した。光度は9.4等星(TYC64999149-1)より暗く、9.4等星(TYC6466-299)と同じとしたが、どちらも9.4等星。4UCだと9.2等と9.6等。C/2020 S3は微星と重なってしまった(追記:S3の星図の位置が少しずれて見逃した可能性があります)。

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  • 24.74UT m1=8.7, DC=4, dia=5' (20.3cmシュミットカセグレン 36倍)

6日ぶり。星図なしには見つけられない淡さだったが、一度位置がわかればたやすい。20cm36倍でも見やすい。8.5等星と同じかわずかに暗いとした。8.0等星よりは暗い。ただ、9.6等星より大幅に明るいとまでは言えない。コマが大きく面積で光度を稼いでいる。集光がある。250倍で集光に埋もれた微星状核?13.6等星と同じくらい?

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  • 13.80UT m1=8.5, DC=3, dia=7' (20.3cmシュミットカセグレン 36倍)

20cm62倍で視野に入れてもすぐには見つからない。位置を知ってから見ると、淡く大きな拡散した姿が見えてくる。集光は弱い。いかにも地球に接近した小彗星・周期彗星の雰囲気。5cm双眼鏡では存在はわかるが、同じ光度の微星(7等)と紛れてしまった。