彗星アーカイヴ

20cmなどの眼視観測によるスケッチがメイン。ごく稀に写真。「投稿日」は観測日時に合わせてます。
昔のスケッチもこっそり上げるため、突然10年以上前の「投稿日」が出るかも。

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  • 09.43UT m1=5.8, DC=5, dia=- (5.0cm双眼鏡 7倍)

先週はかすかでほとんど分からなかったが、今日は明瞭にわかる。ほとんど星状だが隣の5等星と比べるとわずかに拡散しているのがわかる。バックの空は明るいが彗星は埋もれない。尾はあるような?

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  • 03.42UT m1=6.2, DC=5, dia=5' (11.0cmマクストフカゼグレン 31倍)

前回よりも輝きを増している。核がやや目立ってきた。コマは目が慣れると大きく拡がっている。尾は見えそうな気もするが不明瞭。5cm7倍双眼鏡で存在がわかるかどうか。

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  • 12.41UT m1=7.3, DC=5, dia=5' (11.0cmマクストフカゼグレン 40倍)

実に4ヶ月ぶり。バーストしていない平常な姿では初めて。夕空の低空にもかかわらず、11cm40倍で明瞭なコマ。集光があるのがわかる。輝くほどではない。光度はそばの8等星よりは明るく7.2等星と比較できるほど。

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  • 07.83UT m1=8.6, DC=2, dia=8' (20.3cmシュミットカセグレン 36倍)
  • 07.85UT m1=8.5:, DC=2, dia=10' (5.0cm双眼鏡 7倍)

20cm36倍でともかく大きい。非常に淡く拡散しているが、集光はある。62倍で1'程度の中央集光がわかる。周辺はどこまであるのかわからない。167倍で集光部のみ。核は不明。光度は8.56等星よりわずかに暗く8.65等星よりわずかに明るいとした。5cm7倍双眼鏡でも存在がわかる。拡散しているが、6等星がじゃまで測光がしにくい。

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  • 09.80UT m1=9.1, DC=3, dia=4' (11.0cmマクストフカゼグレン 40倍)

11cm40倍で淡く大きく拡がったコマがわかる。注視すると小さい中央集光がわかる。10等ぐらいかと思ったが、付近の星と比較すると9等以上はありそう。11cmの集光力不足は否めない。透明度の悪さもありそう。

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  • 21.82UT m1=9.8, DC=3-4, dia=3' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

9等星のそば。20cm36倍で小光斑としてわかる。62倍で弱い中央集光がわかる。103Pよりは集光している。光度は9.5等星以下、9.8等星とほぼ同じ。人工衛星が多い。10等の微光流星が高速で流れた。

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  • 21.80UT m1=9.6, DC=2, dia=6' (20.3cmシュミットカセグレン 36倍)

20cm36倍でほとんど集光のない大きめのコマがわかる。62倍に上げると、拡散してかえって見にくくなる。12.0等の恒星がコマの中心にあり、核のよう(光度への寄与分は0.1等程度)。時間がなくスケッチはほとんど見取り図になってしまった。

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しばらく薄雲がかかり見えたり見えなかったりだったが、19:40すぎにようやく晴れはっきりわかるようになってきた。167倍では集光自体は強くなく、惑星状星雲のような小円盤状。シーイングで核が潰れているのか?100倍ではほぼ星状。ちかくの11.6等星とほぼ同じか、わずかに明るい。

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  • 18.79UT m1=9.8, DC=2, dia=3' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

ほとんど集光のない大きいコマ。20cm62倍で意識してわかる。倍率を上げれば弱い集光はわかるが、淡いので核の偏心はいまひとつわからない。103Pより集光は弱く、大きい。光度は10.3等+11.0等の合成等級とほぼ同じ。NGC2604は意識しなかったので見なかった。