彗星アーカイヴ

20cmなどの眼視観測によるスケッチがメイン。ごく稀に写真。「投稿日」は観測日時に合わせてます。
昔のスケッチもこっそり上げるため、突然10年以上前の「投稿日」が出るかも。

2019Y1_004-editPosi-30-0.7.jpg

  • 2019Y1_004.jpg
  • 14.51UT m1=10.9, DC=3, dia=2.0' (20.3cmシュミットカセグレン 100倍)

20cm62倍では見つけられず、100倍以上でようやくかすかな姿がわかった。以前の明るいイメージが続いていると思っていたので、あまりの減光に驚く。167倍では集光が目立ち、コマの外側は見えないが見やすくはなる。やや集光を感じる。

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  • 2017T2_012.jpg
  • 14.49UT m1=8.8, DC=4-5, dia=3' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

20cm62倍で存在がわかる。目が慣れるとコマが大きく拡がる。集光もあり、62倍で微星状核かと思ったが、167倍ではわからない。100倍でわずかに尾が流れている気もする。

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  • 2020F8_001.jpg
  • 13.77UT m1=6.2:, DC=5, dia=5' (11.0cmマクストフカゼグレン 40倍)

導入に手間取って薄明を30分過ぎていた。11cm40倍ですぐにはわからないが、6等星のそばに強い集光の彗星が視野に入った。次第に目が慣れたのか、高度が上がったのか、強い輝きが目立ってきた。6.7等星よりはやや明るいが、5.2等星よりは暗い。

(追記)南半球で、肉眼彗星として話題に上っていたスワン彗星です。一時的な増光ののち、減光に転じましたが、5月14日現在、5~6等台を保っています。

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  • 25.48UT m1=8.6, DC=4, dia=3.5' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

20cm62倍でわかるが、朝のC/2019 Y1ほどの明るさ、集光はない。それでもコマは目が慣れると次第に大きく見えてくる。意外と拡がっている。尾はわからない。167倍では小さな集光部(核ではない)がわかる。

2019Y1_003-editPosi-35-0.7-220.jpg

  • 2019Y1_003.jpg
  • 24.77UT m1=8.2, DC=5, dia=5' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

20cm62倍で一見してすぐわかる。大きい。夕空のC/2017 T2より明るい。適度に集光して見やすい。核があるようにも見えるが、317倍でも注視してやっとわかる程度の星状核(13等~)。光度は近くの8.1等星以上。

拡散中。 - C/2019 Y4 (ATLAS) アトラス彗星

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  • 2019Y4_004.jpg
  • 14.53UT m1=10.0, DC=2, dia=4' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

非常に拡散。20cm62倍でも一応わかるが、大きくコマは拡がる。100倍で細長い気もするが、明瞭ではない。近くの微星が邪魔。集光がほとんどなく、どこに核があるかもわからない。167倍では拡散しすぎて彗星自体を見失いそう。

2017T2_010-editPosi-30-0.7-220.jpg

  • 2017T2_010.jpg
  • 14.51UT m1=8.9, DC=4, dia=3' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

20cm62倍で視野に入れて見つけることができる明るさ。コマは拡散。100倍で見やすくなる。集光は強くない。167倍で、内部コマが目立つが核の輝きは見当たらない。

2019Y4_003-editPosi-35-0.7-220.jpg

  • 2019Y4_003.jpg
  • 10.49UT m1=10.4, DC=2-3, dia=2.5' (20.3cmシュミットカセグレン 100倍)

すっかり衰えてしまった。20cm62倍でかすか。100倍ではやや見やすくなるが、拡散して淡い。167倍で集光がわかるが弱い。写真のような細長い形状にはなかなか見えてこない。

(補足)スケッチでは細長く描かれていますが明瞭ではなく「なんとなく」見えた程度です。実際、長軸の方向が少しずれているようです。

2020年1月9日朝、徳島県の岩本雅之氏によって12.8等級で発見された新彗星です。発見直後に国立天文台に報告され、PCCP(The Possible Comet Confirmation Page)にもIF033として情報が掲載されたため、確定前に多くの観測者によって捜索されました。

ところが、発見観測から得られたモーションが不正確だったこともあり、誰も観測に成功しないまま数日が過ぎ、天文界隈では、もはや「発見自体が幻なのでは」と絶望的な雰囲気に包まれました。

結局、4日後の13日になってクリミアのボリソフ(Gennady Borisov)によって独立発見されたため、新彗星として確定しました。近日点を通過した直後の発見でした。

当初は微光彗星でしたが、太陽に近い低空から北天に高速で移動し、拡散しながらも大きなコマの彗星として見ることが出来ました。2月下旬には0.91auまで地球に接近しました。

2020A2.png

地球接近後は、さらに拡散して急速に減光してしまい、私の観測数は2個に終わりました。