4P/Faye フェイ彗星

観測記録一覧

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  • 12.81UT m1=12.0, DC=4, dia=0.5' (20.3cmシュミットカセグレン 167倍)

10月18日の時かなり微光だったのでまったく期待していなかったが、20cm62倍で意外とあっさり見えた。ごく小さいが集光して、少なくとも29Pよりは見やすい。おそらく、中心部のみが見えている。微星の非常に多い天の川の中にあるため、微星と紛らわしい。微星は多すぎてまったく描ききれない。光度は、12.2等星とほぼ同じか、わずかに明るい。

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  • 01.78UT m1=11.3, DC=3, dia=2' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

20cm62倍では拡散したかすかな姿。100倍でもあまり見やすくはない。167倍でわずかに集光。67Pや29Pとは対照的。2006年以来15年ぶり。

(補足)典型的な木星族周期彗星です。私が1991年に8cm望遠鏡で初めて見て以来、3回目の再会です。近日点通過は9月でもう過ぎていますが、しばらくは好条件が続きます。

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かなり厳しく、20センチ100倍ではわからず133倍でようやく集光のある姿がわかる。近くの12等星は星図には載っていない。

C/2006 M4は見えない、あるいはかすか。C/2006 P1はあと少しのところで見えなかった。

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(140)Siwaによる恒星食のあとの観測。

低空のせいもあるかもしれないが、かなり淡く見にくくなった。62倍ではギリギリわかる程度。77倍~100倍で集光の強いことはわかる。近くに12等星がある。

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(92)Undinaによる恒星食のあとの観測。

雲が残り、透明度はいまいち。明るくはないが、よく集光していてどの倍率でも見やすい。集光部は若干流れているような気がする。

29Pも試みたが、ごく淡い微星状、もしくは雲状に見えた気がしたが、自信がもてない。13等以下か。

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月が昇る前に観測。SWAN彗星に比べるとさすがに暗いが、それでも見やすい。集光は強めで、星状の核がわかる。コマの周辺は拡散している。尾は不明瞭。光度は10.0~10.2等程度。

29Pは12等か、それ以下。明瞭な姿としては見えなかった。

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近日点を過ぎて、透明度のせいもあろうがかなり発見するのにてこずった。30分以上探してやっと見つけられたほど淡い。

コマはほとんど平坦。核は恒星状だが、ほとんど見えない。コマは依然大きい。光度は北の9.5等星が輝星に見えるほど暗い。11等以下か。Or.9(101倍)でもっとも良く見える。

8cm73倍で、10.7等以下、dia=1.5'、DC=2 (1/5)。

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近日点が近づくにつれてかえって光度が下がっているように見える。空の条件が悪いためか。かなり淡いが、一度捕捉すると彗星の状態はよくわかる。

核はわからないが、集光はある。コマはある程度広がっている。周辺に11等以下の微星が多数ある。

8cm 73x で、10.4等、dia=1.5'、DC=3 (1.5/5)

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近日点通過前にもかかわらず、多少淡くなっているように思える。K.20(46倍)では見るのが大変。核は不明瞭。尾はあるように思える。

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一時的に雲がひどかったが、まずまずの透明度。

光度は9.5等星にはまだ及ばないが、かなり迫ってきている。コマは小さいが、中心部の輝度は高く、いびつである。核は明瞭ではないが、存在していよう。

Or.9(101倍)では良く見えるが、Or.6(151倍)ではかなり淡くなってしまう。

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1ヶ月ぶりに見ることが出来た。8cm(K.40)23倍で、一目でわかるほどの明るさであった。高度は確かに低いが、集光度は高い。核は恒星状に近い。コマは小さく薄いが、かなりいびつな形をしている?尾が出ているかもしれない(が、光量不足でわからない)。

もうすぐ9等台に達する明るさ。8cm73xで10.0等、dia=2'、DC=5

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