217P/LINEAR リニア彗星

まとめ。

216Pから219Pまですべてリニア彗星。個性のない名前でなぜこの彗星を観測していたのか思い出せなかったが、オリオン大星雲のそばを通過した彗星ということで思い出せた。彗星としての思い出や印象は特に残ってないが、前述のようにオリオン大星雲を通過したことや、新しい確定番号の付いた彗星としては何となく記憶している。

2009年の回帰は217P/2009 F3として検出された回帰らしい。近日点の1ヶ月前から急増光して小望遠鏡の視野に入っていたようだ。比較的大きい彗星なのか、次回2017年の回帰も太陽の向こう側で11等級まで明るくなるとか。

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観測記録一覧

決して明るいものではないが、20センチ62倍でも存在が分かり、集光している。淡いが、100倍で最も見やすい。133倍ではやや薄れる。低空のNGC1398の見え方に近い。

暗黒星雲中にあるためか、背景に星が少ない。

0217P-2009_001.png 24.77UT m1=10.3 , DC=4-5 , dia=1' (20.3T10 x62)

透明度が非常に悪く、雲もあるがそれでも見える。10等級以上はありそう。20センチ133倍で核がわかる。

0217P-2009_002.png 15.80UT m1=9.8 , DC=5 , dia=1.5' (20.3T10 x100)

前回の時より明らかに透明度はよいのに、かえって見にくくなってしまった。やはりバーストが起きていたのか。やや集光のある淡い姿。

0217P-2009_003.png 19.80UT m1=10.7 , DC=4-5 , dia=1.5' (20.3T10 x100)

透明度は今までになく良いはずなのに、逆に見にくくなった。集光はあるが弱い。

0217P-2009_004.png 27.80UT m1=11.8 , DC=4-5 , dia=1' (20.3T10 x62)