C/2017 T1 (Heinze) ハインズ彗星

地球に接近した微小彗星

2017年10月に18等級で発見された新彗星です。彗星としては小型でしたが、地球に0.3au未満にまで接近し、さらに太陽に0.5auまで接近するため明るく見られるかも知れないと期待されました。

12月下旬、深夜の空に見え始めた時は拡散し非常に淡い姿でしたが、次第に集光を増し、さらに微かながら尾もわかるようになりました。ただ、微光であることには変わりなく、あまり見やすくならないまま夕空に移り、太陽に接近していきました。近日点通過後は条件が悪く、ほとんど観測されてないようです。

2017T1mag.png

投稿日:


観測記録一覧

2017T1_001-editPosi-ob30-ic0.7.jpg

  • 21.68UT m1=12.5, DC=3, dia=2' (20.3cmSCT 133x)

急増光しているようなので期待して観測。確かにごく淡いコマ?がわかる。2016R2よりは暗いが、それに近い。20cm100~133倍で見える。167倍で微星状の光点らしきものがある気がする。集光が強いのか弱いのかわからない。移動が速く、スケッチしてる間にも見失いそうになる。

(補足)コマの中の微星状の集光部はスケッチには描いてません。コマの中央集光ではない感じで、写真で見ると、見えていたコマは尾の一部で、その端っこにある核が光点として見えている気がします。

2017T1_003-editPosi-ob30-ic0.6.jpg

  • 27.78UT m1=11.5, DC=4, dia=1.5' (20.3cmSCT 100x)

おとといに比べても見やすくなっている。集光があり、小さい。注視していても尾はわからなかった。移動が速く、スケッチする間にもどんどん位置がかわってしまう。光度は、カタログにより光度値が異なるため難しい。11.8等星(U4)より明るく11.6等星(U3)なみ。

2017T1_004-editPosi-ob30-ic0.7.jpg

  • 29.76UT m1=11.3, DC=4, dia=1',tail=2'/240°? (20.3cmSCT 167x)

小さく集光した姿。20cm62倍でかすか。100倍以上で見やすくなる。133倍以上で注視すると、尾がかすかに伸びているらしいことがわかる。予備情報なしで方向がわかった。光度は近くの10.9(U4,11.2TJ)等星よりやや暗く、11.8(U4)等星より明るい。2日前より見やすい。移動がとにかく速い。すぐに恒星群の中に入り込んでしまった。

2017T1_005-editPosi-ob30-ic0.7.jpg

  • 09.54UT m1=11.9, DC=4, dia=1' (20.3cmSCT 167x)
  • 2017T1_005.jpg
  • 2018年1月9日22時04分 20.3cmシュミットカセグレン167倍

21時過ぎにさがした時は微星の群れの中に埋もれ、まったくわからず、そこから彗星が抜け出したはずの時刻になっても見つけられず減光したかと思ったが、(軌道が古く)位置が数分角ずれていた。しかし、やはりかすかで減光した?集光はまだあるが、辛うじてわかる程度。高速で移動するのはわかる。