12P/Pons-Brooks ポンス・ブルックス彗星

観測記録一覧

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  • 12.41UT m1=7.3, DC=5, dia=5' (11.0cmマクストフカゼグレン 40倍)

実に4ヶ月ぶり。バーストしていない平常な姿では初めて。夕空の低空にもかかわらず、11cm40倍で明瞭なコマ。集光があるのがわかる。輝くほどではない。光度はそばの8等星よりは明るく7.2等星と比較できるほど。

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しばらく薄雲がかかり見えたり見えなかったりだったが、19:40すぎにようやく晴れはっきりわかるようになってきた。167倍では集光自体は強くなく、惑星状星雲のような小円盤状。シーイングで核が潰れているのか?100倍ではほぼ星状。ちかくの11.6等星とほぼ同じか、わずかに明るい。

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  • 29.68UT m1=11.5, DC=3, dia=2' (20.3cmシュミットカセグレン 100倍)

やはり、かなり拡散してきている。20cm62倍で微星状ではない小光斑。100倍でかすかに淡い彗星状。存在がやっとわかる感じ。167倍で集光部のみわかる。核は不明。コマは拡がっているかもしれない。月も太くなってきているので、一旦見納めになるかも。

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  • 25.68UT m1=11.0, DC=4-5, dia=1.5' (20.3cmシュミットカセグレン 100倍)

前日よりやや集光が弱まり、コマがわずかに大きくなったような。コマは変形しているようにも思えるがよくわからない。20cm167倍で13等の星状核があったように思える。光度は11.0等と同じ。11.2~11.4等星より明るいとした。

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  • 24.68UT m1=10.9, DC=5, dia=1.0' (20.3cmシュミットカセグレン 100倍)

バーストの報を受けて早3日。やっと対面できた。心待ちにしていた彗星がこんな形で早くも見られるとはまったく思っていなかった。20cm62倍で微星状。100倍でよく集光して見やすい。すでに拡散が始まっている。惑星状星雲のよう。167倍にしても中心に星状の核はない。核付近の影もわからない。一時的な増光なのだろう。光度は10.7等~11.2等の間。