このサイトについて。

2006年開設、2013年5月再建。自分が見た天文現象(主に眼視&スケッチ)をただひたすらあげていく感じで。彗星とか、小惑星による恒星食とかに興味があるようです。昔のスケッチあげたり懐古趣味にも浸りたいかと。更新情報は@akwr2でも。

  • 彗星アーカイヴ中の「投稿日」は、観測日時です(数日から数十年の間隔が空くこともあります)。
  • 星雲星団スケッチの「投稿日」は観測日時ではありません(文字通り記事作成日です)。

10月7日の深夜(未明)に予報されていた現象です。台風一過の透明度に恵まれ、無事見ることができました。

今回は、当日秋葉原で買ってきた5V→12V昇圧ケーブルをさっそく使い、モバイルバッテリーで望遠鏡を駆動させてみました。望遠鏡が壊れないか心配でしたが(計算上は問題ないはず)、無事動きました。荷物量は鉛蓄電池に比べると劇的な減量です。

現象自体は、対象星が13等の微光星でかなり不安でしたが、実際に確認してみるとかなり明るく(体感11等)、楽に見ることができます。掩蔽帯の真ん中にあったので、絶対減光すると期待して見たのですが、予報時刻を過ぎても減光は起きず、残念な結果になりました。

このあとは3彗星のスケッチを行いました。

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記事の続きでJOIN-ML報告メールより抜粋。

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  • 0021P-2018_008.jpg
  • 06.78UT m1=9.5, DC=3-4, dia=3' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

月明がなくなり、輝く姿を期待したが、まったく逆で、20cm62倍で(視野に入れても)すぐに見つからないほどの姿。目が慣れ、ようやく大きく拡散したコマが見えてきたが、かなり減光している模様。南下や結露を考えても9等以下。

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  • 0038P-2018_002.jpg
  • 06.75UT m1=11.2, DC=3, dia=2' (20.3cmシュミットカセグレン 133倍)

1ヶ月ぶり。やや明るくなり、20cm62倍でもかすかにわかる程度。まだかすかだが100倍以上が良い。64Pに似た拡散度・集光だが、(それより)やや明るい。透明度は良く、冬の天の川もわかるが、結露がひどい。

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  • 0064P-2018_001.jpg
  • 06.71UT m1=11.6, DC=3, dia=2' (20.3cmシュミットカセグレン 133倍)

拡散したかすかな姿がわかる。20cm100倍~167倍で確認でき、133倍が最も見やすい。弱い集光があり、中心は13等程度(星状ではない)。コマは大きく拡がっているかも。見え方の印象は近くの13等星に似ているが、光度は12等星よりは明るい。

(補足)8月のバースト以降何度か観測を試み、今回初めて確認できました。

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  • 0021P-2018_007.jpg
  • 01.80UT m1=8.2, DC=4, dia=4' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

ベランダから眺めるつもりだったが、ちょうど屋根のかげに隠れていた。薄明開始時刻になって、やっと口径分の空が見えた。最初はほとんど存在がわからず、次第に淡い雲が見えだしてきたため、図らずも口径差による見え方の違いを体感できた。1ヶ月前に比べ集光が弱まってきている感じ。20cm100倍で12等程度の恒星状の核。天頂に月があるためか、尾はわからず。36倍より62倍の方が見やすい。コマは淡い部分が大きく拡がっている。光度は近くの8.1~8.4等星程度。

0038P-2018_001-editPosi-30-0.7.jpg

  • 0038P-2018_001.jpg
  • 09.78UT m1=12.6, DC=3-4, dia=1' (20.3cmシュミットカセグレン 167倍)

20cm167倍で、あっさり小さい姿が見えた、と思ったが、注視すると見にくくなってしまう。倍率を変え133~207倍で見えるが、やはり167倍がもっとも良い。小さく集光した光斑(非星状)。低倍率ではさらに周りをごく淡いコマが取り巻くように思える。13等星に近く、こちらの星の方が明瞭に見える。プリントした(星図の)星より暗い13.7等星まで見えた。12.8等星とほぼ同じか、やや明るい?待ち望んだ38年周期の彗星の初観測だが、かなり淡くやや実感に欠けてしまった。

(追記)周期38年の著名な周期彗星です。前回回帰の1980年は、私が小学校に上がったばかりのタイミングで、見ることはありませんでした。その後、書籍などで名前を知るだけだったこの彗星と、ついに対面することができて感激です・・・と言いたいところですが、辛うじてわかる程度だったのでそこまでの実感には及びませんでした。今後の増光に期待したいところです。

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  • 0021P-2018_006.jpg
  • 09.73UT m1=7.4, DC=4, dia=6' (3.0cm双眼鏡 8倍)
  • 09.75UT m1=7.3, DC=5-6, dia=3', tail=17' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

雲が多かったが、週間予報で星空が望めそうにないので、寝ようとしたところを起きて(ダメ元で)観測。幸い晴れ間は増えてくれた。21Pは明るいが3週間前と大きい変化はない。よく集光し、12等の星状核がわかる。20cm62倍で細い尾が長く伸びる。36倍ではバックが白くかえって見にくい。近くの恒星と相対位置をぐんぐん変えていくのがわかる。3cm8倍双眼鏡でも観測。小さい光斑。近くのM36などのほうが目立つ。

(追記)3cm双眼鏡で、軽く見るだけで寝るつもりでした。

M39=NGC7092

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  • 2018年8月22日2時30分 20.3cm/F10シュミットカセグレン36倍(SP56mm)

輝星が三角形状にゆるく集まり、低倍率で見事。20cm62~36倍でまとまっている様子を楽しめる。注意すると輝星の多くに微星が寄り添って重星状。微星もやや密度が高い?輝星の輝きの表現が難しい。

(追記)大きくまばらな星団です。個々の星が明るく見事で、8cmクラスの小口径で十分楽しめます(記事の続きにスケッチを掲載)。双眼鏡でも簡単に見つかり、こちらの方が面白いかもしれません。