このサイトについて。

2006年開設、2013年5月再建。自分が見た天文現象(主に眼視&スケッチ)をただひたすらあげていく感じで。彗星とか、小惑星による恒星食とかに興味があるようです。昔のスケッチあげたり懐古趣味にも浸りたいかと。更新情報は@akwr2でも。

  • 彗星アーカイヴ中の「投稿日」は、観測日時です(数日から数十年の間隔が空くこともあります)。
  • 星雲星団スケッチの「投稿日」は観測日時ではありません(文字通り記事作成日です)。

NGC3226、3227(Arp 94)

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  • 2019年12月8日5時05分 20.3cmシュミットカセグレン133倍+天頂プリズム使用

2つの大きく淡い光芒が同時に視野に入る。明るくはないが見やすい。NGC3227は一見して潰れて長いのがわかる。ゆるく集光している。NGC3226はそのすぐ近く。こちらも集光は弱く円形。3227よりはわずかに中心の輝度が高いようにも見える。

(補足)2つの銀河が接しており、「Arp 94」の名称が与えられています。小口径でもこの姿を見ることができます(記事の続きに8cmのスケッチを掲載)。

NGC3185、3190、3193(HGC44)

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  • 2019年12月8日4時35分 20.3cm/F10シュミットカセグレン100倍+天頂プリズム使用

3つの銀河が同視野に入り、うち2つは明るい。3190、3193はほぼ同じ明るさ。

  • NGC3193(11.0等 径2')は10等星のそばにあり見つけやすい。核のはっきりした集光した円形の彗星状。
  • NGC3190(10.5等 径3'×2'>)は、一見すると3193によく似るが、よく見ると3193よりやや明るい。集光部は円形だが端の淡い部分は両側にすっと伸びるのがわかる。さらに注意すると集光部も潰れているのがわかる。
  • NGC3185(約12等 径1')は、2つより暗く集光も弱い光斑。DC=3相当。20cm167倍でやや集光。
  • 3187はわからず。

(追記)しし座の首元にある、4個の銀河が集まった領域です。この銀河群には「HGC44」の名称が与えられており、大望遠鏡でこの領域を撮影した写真には見覚えがあるはずです。

このうち、3つは小口径でも見ることができ、3190の形状もわかります(記事の続きに8cmのスケッチ掲載)。この銀河群の中ではNGC3187のねじれた形状が特に印象的ですが、20cmで描いたこのスケッチでは見ることは出来ませんでした。極めて空が良いか、もう少し大きな口径だと確認できるのかもしれません。

M103=NGC581

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  • 2019年11月29日23時50分 20.3cmシュミットカセグレン133倍(SP15mm)

小さく三角形にまとまった星団。派手さはないが、端の、重星状の輝星などが目立つ。三角形に囲まれた領域に、微星が等間隔に並び、さらにその間に見えないような微星が詰まっているように思える。分解できそうな雲状に覆われている。

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  • 29.63UT m1=10.3, DC=5, dia=2.0' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

20cm62倍で、視野に入れてひと目で分かる。彗星らしい姿。よく集光し、見やすい。167倍で13等星状の核。光度は、印象としては9等台だが、比較すると10.2等星とほぼ同じ。10.6等星よりわずかに明るい。近くの9.9等星がじゃま。コマがわずかに流れているように見えるが(尾?)まったく自信がない。

(補足)コマが流れている方向は、尾の方向の予備知識無しで確認したものですが、実際に尾を見たものかどうかは不明です。

M31(アンドロメダ銀河),M32,M110=NGC205

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  • 2019年10月5日1時52分・11月1日24時・20.3cmシュミットカセグレン36倍+天頂ミラー使用

肉眼でもわかる大星雲。中心はよく輝き大きい円形。淡く両端から腕がすっと伸びる。2つの伴銀河M32、M110を入れるため、低倍率にした。2つはまったく見た目が異なる。M32は小さく著しく集光。DC=6-7相当。M110は淡く細長い。DC=3相当。M31を詳しく見ようとしたところで雲に覆われてしまった。

(11月1日24時過ぎ)再挑戦して微星・星雲の一部を追記。腕の両端はどこまで伸びるかわからない。

(付記)M31は歴史的経緯から「アンドロメダ大星雲」とも呼ばれています。肉眼では天頂付近にあれば4等星程度が見える郊外の空でも存在が分かります。天体写真ではM31のすぐそばにM32とM110の2つの伴銀河があるように思えますが、実際にはM31からはかなり離れていて、倍率を上げると視野の外に出てしまいます。特にM110は小口径の場合、淡いこともあり意外と見つけにくいものです。私自身、初めてM31を見てから2年間、すぐそばの星雲をM32だとは思わずに、M110と勘違いしていたほどです(M32はM31に近すぎて見えないと思っていた)。

M31は、光害地では口径を上げてもあまり見え方は良くならず、この20cmのスケッチでは8cmと大差ありません。逆に低倍率の双眼鏡の方が淡い拡がりを見るのに適しています(2015年8月30日記・2019年11月30日修正)。

M52=NGC7654,Cz43

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  • 2019年11月2日1時20分 20.3cmシュミットカセグレン133倍(SP15mm)

小さくまとまった見事な星団。端の輝星をアクセントとして数個の星が縦に並び、その周囲を無数の微星がとりまく。2~3ヶ所は重星がさらに密集して星に分解しきれない。星団自体の範囲は意外と広いようだ。中心から離れたところにも小さく密集した箇所がある。

8cmクラスの小口径でも見事な散開星団です。このスケッチでは視野から外れていますが、M52のすぐ南には別の散開星団Cz.43(Czは散開星団カタログCzernik「チェルニク」)があり、小口径でも判別できます(記事の続きのスケッチで掲載)。