このサイトについて。

2006年開設、2013年5月再建。自分が見た天文現象(主に眼視&スケッチ)をただひたすらあげていく感じで。彗星とか、小惑星による恒星食とかに興味があるようです。昔のスケッチあげたり懐古趣味にも浸りたいかと。更新情報は@akwr2でも。

  • 彗星アーカイヴ中の「投稿日」は、観測日時です(数日から数十年の間隔が空くこともあります)。
  • 星雲星団スケッチの「投稿日」は観測日時ではありません(文字通り記事作成日です)。

0046P-2018_007-editPosi-40-0.8.jpg

  • 0046P-2018_007.jpg
  • 12.63UT m1=4.9, DC=3, dia=40' (5.0cm双眼鏡 7倍)

肉眼では認めるだけでも辛いが、双眼鏡では実に大きく見える。大きいコマで(幅はξ-οTau間の5分の5~5分の4くらいか)、やや集光があり中心は明るいが星状核は見当たらない。1985年のハレー彗星は、似た大きさだったがもう少し中心が輝いていたと思う。


0046P-2018_006-editPosi-40-0.7-text.jpg

  • 0046P-2018_006.jpg
  • 12.61UT m1=4.9, DC=-, dia=- (0.0cm肉眼 1倍)

肉眼でも目をそらし気味にして、なんとか存在を確認できる。最微星5.1等星で、それよりはわずかに明るい程度。λCet(4.7)にちかい。コマの大きさはわからないが。ξ-οTau間(55')ちかくありそう。

0046P-2018_005-editPosi-30-0.9.jpg

  • 0046P-2018_005.jpg
  • 12.60UT m1=-, DC=4, dia=15', tail=6' (20.3cmシュミットカセグレン 100倍)

前回と同じ20cm100倍でスケッチ。62倍では、尾は不明瞭で100倍以上なら見やすくなる。ごく小さい中央集光の中に核があり、恒星状。500倍でもかろうじて恒星状に見える。尾は100~167倍で見事。細い。それとは別に南東側にも拡がる?コマは視野の2分の1まで薄くひろがる。1時間後に見ると、だいぶ移動していた。

2018年12月11日5時過ぎに予報されていた現象です。高度30度以上にある広角の7等重星の一つが隠されるもので、薄明開始直後のほぼ暗夜。月明かりもなく、今年屈指の好条件です。しかも、冬晴れの多い12月となれば期待しないはずがありません。

20181211Caprera.jpg

20181211203440.png

しかし、今年は例年になく天候不順。この現象の前日の夕方も雲が広がって諦めかけていましたが、夜半には快晴に。仮眠を取って4時過ぎに起きると、見事な星空が続いていました。

さっそくいつものように望遠鏡をセット。前日、電池切れが発覚して急遽入れ替えたストップウォッチも用意して準備は万端です。目的星の方向に街灯がありますが、星が明るいので問題なし。

そして、自動導入で望遠鏡を向けた先には、・・・重星が2組。一瞬戸惑いましたが、星図で確認すると明るい方の重星だとわかり、そちらに向け直し。

5時25分過ぎから監視開始。監視中、本当にこの重星で良いのか?と不安になりましたが、今さら見直すわけにはいきません。時報が聞こえる中、予報時刻の27分30秒が過ぎ、すっとゆっくり恒星が消えました。低倍率なので、13等の小惑星は見えません。良かった、間違ってなかった。と思いながら、この消えている時間が長く感じます。40秒のアナウンスが聞こえ、しばらくして明るさが戻りました。こちらも瞬間的ではなく、小さい光点が、風船が膨らむように復光しました。

自室に戻って、電話で117にかけてストップウォッチでラップを測り時刻を確認。毎回観測直後に見積もっている(※)、いわゆる個人差は0.4秒~0.8秒の間に収まっていたので0.6秒としました。誤差±0.2秒ですが、報告時は安全を見て±0.3に(※ストップウォッチの液晶を消える恒星に見立て、液晶表示が変わる瞬間にボタンを押す方法)。

20181211.jpg

好条件で天候も良かったため、ツイッター上や、MLでも多くの報告が寄せられています。整約結果がたのしみです。

記事の続きにて、観測報告文。

0046P-2018_004-editPosi-35-0.95.jpg

  • 0046P-2018_004.jpg
  • 09.58UT m1=-, DC=4, dia=15', tail=5' (20.3cmシュミットカセグレン 100倍)
  • 09.58UT m1=5.0, DC=2-3, dia=30' (5.0cm双眼鏡 7倍)

今夜も薄雲が拡がっているが、今の時間はまだ大丈夫。5cm双眼鏡で見るより中央集光が目立つ。20cm62倍でも星状核がわかり、細い尾のようなものが伸びているような?核のまわり1'以下の明るい内部コマ。317倍でも星状。近くの12.9等星より明るい。62倍では、北東の10.9等星まで、双眼鏡ではさらに遠くのEE Eriまでコマがかかっている。肉眼でもかろうじて見えたような?(4.7等?:極限等級5.2等)

(補足)「高倍率」といっても、普通の彗星では標準的な100倍です。コマ視直径は視野円とほぼ同じ。細い尾は、尾の方向の予備知識無しで見えましたが、確認してみると計算上の方向とほぼ一致していました。

0038P-2018_005-editPosi-40-0.8.jpg

  • 0038P-2018_005.jpg
  • 08.71UT m1=11.0, DC=5, dia=2' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

こちらも64Pに続いて24日ぶり。全天を雲が覆いもう諦めかけたが、しばらく待っていたら晴れ間がわずかに出てきた。46Pや64Pとは対照的によく集光して小さい。12等程度の星状核があるよう。尾はわからず。雲が多く時間の大半は雲を眺めていた。

0064P-2018_004-editPosi-50-0.7.jpg

  • 0064P-2018_004.jpg
  • 08.68UT m1=9.9, DC=2-3, dia=3.5' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

かなり西に低くなったが晴れ間が出た。24日ぶり。非常に拡散しているが大きい。46Pをそのまま小さくしたよう。ゆるく集光。光度は9.9等星、10.1等星とほぼ同じ。雲が迫ってきて充分な観測はできず。

0046P-2018_003-editPosi-40-0.7.jpg

  • 0046P-2018_003.jpg
  • 08.57UT m1=5.2, DC=2-3, dia=35' (5.0cm双眼鏡 7倍)

19時に見た時は、ほとんど見えず近くの7等星がわかるだけだったが、22時には見やすくなった。ただ、ごく淡く拡散している。ただ大きい。ほとんど集光はないが、注視すると小さい集光部はある。見やすさ(見にくさ)は7等星並み。光度は5.3等星以上5.2等星以下。この時期はまったく晴れず16日ぶりのスケッチになった。すぐに薄雲に覆われ、微星のスケッチは出来ず。

2018V1_003-editPosi-60-0.8.jpg

  • 2018V1_003.jpg
  • 22.84UT m1=8.9, DC=5, dia=3' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

東の低空に下がったため、初めて蛍光灯で明るく(まぶしく)照らされる階段の上からの観測。導入時はほとんど見えなかったが、高度が上がるにつれ見やすくなってきた。やや集光が強まっている。視野内に9等以下の星しかなく、比較が難しい。下(視野の上)の8~9等星とほぼ同じ。