星雲星団スケッチ

現在は20cm+夏の天の川が辛うじてわかる程度の住宅地でのスケッチがメイン。昔記録していた8cm屈折でのスケッチがあれば、同時にアップしていきます。更新日は、必ずしも観測日ではありません。
記事中の性状(光度、視直径)などは特筆しない限り観測時に測定したものです。カタログ値ではありません。

NGC1501(「オイスター星雲」)

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  • 2018年10月21日3時00分 20.3cmシュミットカセグレン167倍(PL12mm)+天頂プリズム

20cm62倍でもすぐに分かる丸く平坦な星雲。輪郭は拡散していて、はっきりしない。100倍以上では、平坦だがわずかに中空のようにも見える。133~167倍が最も特徴がわかりやすいが、雲は淡くなる。中心星は206倍でもわからない。

(補足)きりん座のマイナーな惑星状星雲です。英語圏では"the Oyster Nebula"として知られているようですが、日本語で「オイスター星雲/カキ星雲」と呼ばれることは(英語文献の翻訳以外では)、今のところほとんどありません。

星雲自体は8cmクラスの小望遠鏡でも見ることができます(追記のスケッチ参照)。写真では複雑な模様が目立って、中空感はありませんが、濃淡だけ見ると、確かに中心が薄くなっているように見えます。中心星は14等級で、20cmでも見えるはずですが、このスケッチの時はわかりませんでした。

M39=NGC7092

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  • 2018年8月22日2時30分 20.3cm/F10シュミットカセグレン36倍(SP56mm)

輝星が三角形状にゆるく集まり、低倍率で見事。20cm62~36倍でまとまっている様子を楽しめる。注意すると輝星の多くに微星が寄り添って重星状。微星もやや密度が高い?輝星の輝きの表現が難しい。

(追記)大きくまばらな星団です。個々の星が明るく見事で、8cmクラスの小口径で十分楽しめます(記事の続きにスケッチを掲載)。双眼鏡でも簡単に見つかり、こちらの方が面白いかもしれません。

NGC7293(らせん星雲)

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  • 2018年8月18日0時31分 20.3cmシュミットカセグレン36倍(SP56mm)

20cm36~62倍で、意識してかろうじてごく淡い雲がわかる。大まかに2箇所。南西側は正確に位置を調べる前に見いだせた。1個の微星を中心にしているように見える。北東側はさらに淡い。2つの10~11等星の間に存在。2つの星雲はつながっているのかわからない。低空で背景が真っ白。

(補足)「らせん星雲(The Helix Nebula)として知られています。「らせん状星雲」とも。眼視で見られる最大の惑星状星雲としても知られ、天体写真の名所ですが、非常に淡く、南に低いため実際に見るのは困難です。口径が大きければ良いわけではなく、小口径・低倍率の方が見やすいこともあります)。近年は光害がひどくなったせいか、上に掲載した20cmより、記事の続きの8cm(1998年)の方がよく描かれている気がします。逆に、条件が良ければ、M57のようなドーナツ状の巨大な星雲が楽しめるようです。

M75=NGC6864

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  • 2018年8月17日23時56分 20.3cm/F10シュミットカセグレン317倍(SP6.4mm)

M55とは対照的に極めてよく集中した星団。20cm500倍まで上げても星に分かれない(シーイングは悪い)。が、なめらかな雲でなく濃淡を感じる。南東側に不連続がある?

M55=NGC6809

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  • 2018年8月17日23時40分 20.3cmシュミットカセグレン167倍(PL12mm)

低空の淡い対象。20cm62倍で平坦で丸い星雲状だが100倍以上で雲が微星に分解されはじめる。167~206倍で微星の密集だとわかる。個々の星はすべて11等以下。20~30個以上ある印象だが、10個程度しか描き出せない。微星群の周囲をごく淡く丸い雲が囲む。中心と南東に濃い。散開星団と言われても疑わない。

(追記)南中高度は23度ありますが、淡い微星で構成されているため空の条件が良くないと見ることはできません。微星はもっと繊細で微かですが、その様子をうまく再現して描くことはできませんでした。

M27=NGC6853(亜鈴状星雲)

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  • 2018年8月9日23時52分 20.3cm/F10シュミットカセグレン167倍(PL12mm)+天頂プリズム

毎年気が向いたときに見ていたが、スケッチは実に久しぶり。天の川の中にあって視野はにぎやか。星雲は大きく、あまり輝度は高くない。上下両端が明るい。いわゆるアレイ状に見えてくるものの輪郭は拡散して写真のようにははっきりしない。雲には一部輝度が高い所がある。星雲内に、20cm167倍で微星が1,2個見える。両端をつなぐ細い部分にも淡い雲がある気がする。

(追記)マイナーな星座・こぎつね座の名所「亜鈴状星雲 The Dumbbell Nebulaです。比較的近距離にあるため大きく見えます。写真では複雑な構造が写し出されていますが、眼視ではなかなか難しく、拡散した淡い光芒に見えます。8センチクラスの小口径でもダンベルのような形状は楽しめます(このページのつづき参照)。

M27は、(ハレー彗星が去って)私が初めて描いた星雲星団スケッチの対象で、天体ごとに振っているスケッチの通し番号も(1)になっています。この晩の、夜露で湿った草の匂いや、今や住宅地になっている空き地(公園)のことは強く記憶に残っています。この日はM27とM57の2天体を描きました。

M70=NGC6681

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  • 2018年6月14日2時45分 20.3cmシュミットカセグレン167倍(PL12mm)

M54には劣るが充分見やすい。ある程度の集光がある。206倍以上で少しずつ星に分解できそう。中心や周辺に2~3の微星がある。北に微星の連なり。317倍以上で再挑戦する価値はありそう。

(付記)ヘール・ボップ彗星は、1995年、このM70を観測中に発見されました。

M54=NGC6715

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  • 2018年6月14日2時25分 20.3cmシュミットカセグレン167倍(PL12mm)

極めて集中度が強い。よく輝き小さい。317倍まで上げてもほとんど星には分かれない。1~2個あるかどうか。右下に雲がのびる?2年前にスケッチしているのを忘れてた。

M7=NGC6475

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  • 2018年5月25日2時40分 20.3cm/F10シュミットカセグレン36倍(SP56mm)

先日は時間がなくてスケッチできなかった。20cm62倍で導入すると、ほぼ視野いっぱいに輝星が散りばめられ見事。星団らしく見るには36倍でちょうどいい。中心付近に四辺形と、等光の重星がある。その付近に微星が集中している。100倍以上で微星が正三角形やさらに重星を成しているのがわかる。球状星団NGC6453はこの倍率ではわからない。

M6=NGC6405(バタフライ星団)

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  • 2018年5月20日2時00分 20.3cm/F10シュミットカセグレン62倍(PL32mm)

オレンジ色の輝星が集まる見事な星団。視野1度程度で最も美しい。6個の輝星を中心に、一方に開いたように見え「バタフライ」を連想させる。その星々をまた別の明るい9等程度の星々が埋めているのでよく目立つ。軸には特に星が連なり、62倍では密集。注意すると不等光の重星がいくつかある。中心も含め62倍でほぼ星に分解できる。

(追記)「バタフライ星団(The Butterfly Cluster)とも呼ばれる星団で、蝶といっても横に広い印象です。個々の星が明るくよく目立ちます。双眼鏡ではさらに南のM7と同一視野に入ります。