このサイトについて。

2006年開設、2013年5月再建。自分が見た天文現象(主に眼視&スケッチ)をただひたすらあげていく感じで。彗星とか、小惑星による恒星食とかに興味があるようです。昔のスケッチあげたり懐古趣味にも浸りたいかと。更新情報は@akwr2でも。

  • 彗星アーカイヴ中の「投稿日」は、観測日時です(数日から数十年の間隔が空くこともあります)。
  • 星雲星団スケッチの「投稿日」は観測日時ではありません(文字通り記事作成日です)。

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  • 2020S3_004.jpg
  • 30.85UT m1=6.2:, DC=6-7, dia=4' (11.0cmマクストフカゼグレン 40倍)

透明度が最良ではなかったので、あまり期待していなかったが、金星からたどってすぐに探し出せた。かなり明るく視野に唯一見えている7.1等星(7.3HK)より0.5~1.0等明るい。非常に集光が強いがコマは小さい。尾は薄明のためか、わからず。

(追記)7.3等の比較星との高度差による大気減光(0.08等)を考慮し、7.3等星(見かけで7.2等級)より1.0等級明るい約6.2等と見積もりました。

2020年11月17日3時58分頃に予想されていた、小惑星(702)Alaudaによる11等星TYC 2914-00872-1の食です。

この現象は、対象星は11等で決して明るくはありませんが、当地(埼玉)での確率がほぼ100%、減光等級や継続時間、高度は申し分なく年に何度もない好条件で起きるものでした。(結果的に観測できませんでしたが)小惑星の衛星による食も東北地方で起きると予想されていました。

幸い当日は快晴の星空に恵まれ、無事3時過ぎには起床して観測に臨むことが出来ました。20cmの最低倍率(62倍)ではやや暗めだったので、133倍まで拡大して監視開始。予報時刻である3時58分50秒の時報が鳴り、「ほんとにあと数秒で消えるのか?」と僅かな不安を抱えながら見続けました。

まもなく59分00秒の時報が鳴ろうかという頃、スッと星が暗くなりました。良かった、暗くなってくれたと安堵。今回は小惑星が12等の明るさのため、完全には消えません。頭の中で秒数を数え、10秒を過ぎた頃から「まだ戻らないのか、長い」と思いながら、さらに数秒。不意に明るさが戻った?ただ、期待したほどの明るさでないような。一瞬の迷いが生じながらストップウオッチのボタンを押しました。

暗くなる瞬間も、戻る瞬間も、一瞬ではなくわずかに時間がかかったように感じました。

ともかく、この現象では10点以上の観測が集まり、約200キロのほぼ円形の形状が浮かび上がってきたようです。続きでJOIN報告文の抜粋。

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  • 2020S3_003.jpg
  • 21.84UT m1=6.9, DC=5-6, dia=5' (20.3cmシュミットカセグレン 36倍)

木の枝の間から見なければならないほどの低空。次第に見やすくはなったが、薄明が始まっていた。先週より明らかに輝きを増し明るくなっている。近くの6.2等星よりは暗いが6.9等星・7.2等星・8.1等星よりも明るい。かなり集光度も高い。尾はわからず。

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  • 2020M3_005.jpg
  • 21.64UT m1=8.8:, DC=4, dia=6' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

輝星に挟まれている。よく集光した小さな部分が見える。今日の(今まで見た)彗星で一番見やすい。注視すると、淡く広がった部分が輝星を越えて広がっている。このため光度は測りにくい。

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  • 0029P_016.jpg
  • 21.61UT m1=12.2, DC=5, dia=1' (20.3cmシュミットカセグレン 167倍)

バースト初期の集光の強く小さい姿が確認できた。20cm100倍で微星状に見え、高倍率の方が見やすい。星状核(13等~)のある姿。光度はとなりの12.0等星とほぼ同じかわずかに暗い。5年ぶりの観測のようだ。

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  • 0156P-2020_002.jpg
  • 21.51UT m1=10.4, DC=5, dia=2.5' (20.3cmシュミットカセグレン 100倍)

まだ上弦の月が残る中、前回よりも良く見えた。20cm62倍で微星状。100倍以上で拡散。167倍で核のような光点がわかり集光が強い。光度はとなりの10.7等星TJ(10.4U4)よりやや明るく10.2等星TJ(9.9U4)より暗い。

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  • 0088P-2020_002.jpg
  • 21.38UT m1=10.4:, DC=4, dia=1' (20.3cmシュミットカセグレン 167倍)

上弦の月が近かったが、透明度のおかげで確認できた。かなりかすかで20cm133倍~207倍で辛うじてわかる。小光斑で集光がある。133倍程度の低倍率の方がコマは見やすいが、207倍で中央集光はわかる。光度は近くの10.4等星か11.0等星とほぼ同じ。30分間で移動を確認。

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  • 0156P-2020_001.jpg

20cm62b時で光害に埋もれながらも存在がわかる。明るくはないが、小さくよく集光している。167倍以上で星状核がわかる。88Pよりは高度が高く見やすい。22:00に再観測。空が暗くなりだいぶ見やすい。