20cm36倍でもわかるが、L3に比べるとだいぶ暗い。小光斑。62~100倍で集光しているのはわかる。コマの変形はあまりわからない。光度は9.7等星よりわずかに暗い。10.3等星に近い。
67P/Churyumov-Gerasimenko チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星
観測記録一覧
C/2019 L3アトラス彗星よりも暗く輝きが見られない。ただ、中央集光は強く20cm62倍以上で12等の星状核のように見える。100倍以上でもコマの変形はわからず。光度は体感的にアトラス彗星より1等程度暗く感じる。
一見して明るく目立つ。適度に集光、ごく淡く尾がのびているのがわかる。コマも淡く大きく広がっているよう。光度は8.9等星とほぼ同じかわずかに暗い程度。
輝きが強い。輝星(φGem)のそばで負けない明るさ。コマの外側は輝星の明かりでやや見にくい。ほぼ円形で写真のような尾は一見するとわからない。目をそらすとコマの外側がやや流れているような気はする。集光は強いが20cm317倍ではシーイングで星が潰れるためか星状核はわからない。
11月13日4時31分観測。スケッチはとらず。光度9.4等(TJ/B)、dia=3'、DC=5-6、20.3cm36倍。
見違えるほど明るい!20cm62倍で強く集光した輝くコマ。小さいが見やすい。しばらくすると核から微星が離れてきた。尾がこの微星方向に流れているような気がする。
20cm62倍輝星(ιAur)のゴーストのよう。微星と雲が混じったような姿。29Pのように明るく見やすい。100倍で集光の強い小さい姿。206倍で星状核がはっきり。尾があるような気もするが、よくわからない。短時間でも移動するのがわかる。
(解説)2014年に彗星探査機「ロゼッタ」が到達し、着陸機「フィラエ」による史上初の彗星面軟着陸を果たされた彗星として有名です。条件が揃えば今回のように明るく見られますが、それ以外の回帰ではなかなか見やすくはならず、私がこの彗星を見ることができたのは、この日が初めてでした。この彗星に関して多くのことがわかってきましたが、今後の明るさ・見え方は観測し続けないとわかりません。写真ではコマから伸びる細長い尾が捉えられてます。