73P-B/シュワスマン・ワハマン第3彗星B核

観測記録一覧

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やはりC核に比べるとさすがに淡い。集光しているのはわかるが、近くの12等星がジャマして測光が難しい。最初は存在がわからなかった。

目が慣れてくると62倍でも見えるようになってくるが、倍率は高い方が良い。尾は不明。

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彗星の位置に11等の恒星がある。。。が、星図には存在していない。そしてその星は周囲にコマを伴っているようにも見える・・・??完全にB核が恒星と重なっているのか、それともB核自体が今まさにバーストを起こしているのか?207倍に上げてもシーイングが悪く、恒星と区別がつかない。ただ、4時過ぎに再観測した際には、少し移動しているようにも思える。検索したところ、小惑星はないらしい。

とにかく今夜確認しないことにはなんとも。彗星データは、バーストを期待したときの数値。

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導入した瞬間、輝く核の姿を見てびっくり。まさにバーストを起こした直後だったとは!とにかく核が明るい。コマは小さく円形で、尾はほとんどわからない。

近くに9等星があるか、それほどの明るさではない。風が強く、視野は激しく揺れる。300倍でも核が明るい。

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依然として中心核の輝きが鋭い。コマ集光も強いが、2日前よりは多少ゆるくなった。その代わり、上方へ向かって淡く尾が伸びている。夜半前に観測した時は9.9等としたが、その時より0.1等明るく目測。ただし誤差の範囲。

G核はまだ見えてこない。13等以下か。

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まだ月明が強いが、久々の晴天なので観測を強行。目を逸らさないと見にくく、一見して拡散している。まるで先日までとは別の彗星のよう。集光はある。

コマは2対1ぐらいに変形し、尾の痕跡を思わせる。直径は大きい。月がないと見やすそう。

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かなり拡散している。しかし、注意深く見ると端に明るい点があり、そこからコマとも尾ともつかない雲が伸びている。何をもってコマとすればよいのか??

5センチ双眼鏡では、あと一歩で見えなかった。

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207倍でスケッチを行った。光度は9.8等

透明度が今ひとつだったが、とりあえず観測した。B核は淡いものの、62倍でもぼんやりとした姿として見つかる。207倍では、頭部はかなり小さく、12等級の星状核が見える。淡いが、尾も見える。

尾の中に(破片のような)濃い部分があるようにも思えるが、写真の印象による先入観かも。

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一見して9等星が重なっているか?と思ったが、すぐに核だとわかった。またバーストを起こしたらしい。まだ1日も経っていないだろう。尾もよく見える。コマは核にへばりついているように小さい。

スケッチしている間にもどんどん彗星は移動している。スケッチ時刻は1時45分ごろ。光度は9.5等星より明るい。

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かなり集光は強いが、きのうよりは核は暗くなったよう。尾の広がりは素晴らしい。結露のためC核のスケッチは取れなかった。

B核は7.6等、C核は6.7等

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