141P/Machholz 2 マックホルツ第2彗星

概要。

1994年に発見された短周期彗星です。発見後、複数の核に分裂していることが判明したため、それに伴う増光が起きていたようです。1994年の発見後、1999年に141Pの周期彗星番号が付与され、2005年に回帰しましたが、私が観測出来たのは(2015年現在)1994年のみです。2010年の回帰は観測(検出)されませんでした。2015年夏には好条件で回帰すると見られています。

1994年は、明け方の空に見えましたが、天候が悪く思うように見ることは出来ませんでした。予報位置を目標に観測していましたが、それからのズレが大きく、後に短周期彗星であると判明しました。当時のスケッチ等を再検証すると、観測していたのはすべてA核のようです。D核も最大9等近くで見えていたようですが、私は見ていません。

観測はわずか3個でしたが、標準等級はH(10)=11.0、H(20)=12.0程度でした。

0141P-1994P1-Amag.png

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観測記録一覧

0141P+A-1994P1_003-editPosi.png

  • 14.81UT m1=10.5, DC=5, dia=1' (8.0cm屈折 73x)

ここ1~2ヶ月朝方にまともな晴天が無く(昼間は好天続きでも)やっと晴れたかと思ったら、ほとんど消えかけてた。1994oは短周期で分裂していたようだが、どうりで9月に明るく見えたわけである。しかし今日はかなり暗く、存在すら怪しい。

(2015年5月3日付記)当時A核とD核が明るく見えていたようですが、星図ソフトで検証したところ、A核の位置に一致していました。