20cm36倍で視野に入れた途端、8等のわずかにピントがボケた恒星のように見えたので星図で再確認して彗星だとわかった。かなり集光が強く高度が上がるとコマの輝きが増してきた。見え始めの頃の百武彗星を連想した。光度は7.04等以下、7.6~8.2等星とほぼ同じ。大彗星は間違いないだろう。導入時、人工衛星が何個も通過して邪魔だった(導入のためのスターホッピングができないほど)。観測終了は地上のLED照明のゴーストで見えなくなったため。
C/2023 P1 (Nishimura) IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx 2023P1 2023 08 24.77 aB 7.6 HV 20.3T10 36 3 5/ ICQ XX AIKxx
2023年8月25日3時29分(TZ=+9)の小数表記:24.77014UT = 24.77097TT (ΔT=72s)
r=0.749au Δ=1.300au
t - T = -23.9days(近日点通過まであと23.9日)
α=7h52.7m δ=+22°03'(2000.0)
α=7h54.1m δ=+21°59'(視位置)
高度 alt=13.4°/方位角 A=72.4°(東北東)
太陽離角 Elong◉=35.1°
位相角 β=50.9°
太陽の方向角 =102.4° 太陽の反対方向(尾の方向)=282.4°(2000.0)
天文薄明始=25日3時37分 太陽高度 alt◉=-19.4°
天頂方向角 V=-56.3°(北から東回り) / V+180=123.7°(天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます)
※月は地平線下。月齢☽=8.37 月離角 Elong☽= 129°(地心) 月高度 alt☽=-58.9°軌道の元期:20230824 (観測日は元期から0.8日経過)
絶対等級M1 = 7.0等(1auからの光度)
3'のコマ実直径 = 17.0万km(月軌道円の0.2倍)
参考:彗星の位置における1秒角の大きさ=942km