10.79UT m1=8.6, DC=3-4, dia=6' (8.0cm屈折 46x)
8日(条件悪)の時は見えなかった。かなり大きく見つけにくいが、一度見るとたやすい。やや集光がある。光度は矢印の9等星と同じか、わずかに暗いが、他の多くの9等星よりは明るい。9.0~8.8等か。
(追記・2015年11月14日)比較星を再検討した結果、8.6等としました。
(ポジスケッチ=黒紙に白鉛筆)
11.76UT m1=7.9, DC=3-4, dia=6' (8.0cm屈折 46x)
(夕方のC/1995 N1は見えず)。前日より空の条件が良いためか少し見やすい。表面輝度は低いが、面積が大きく、光度は第一印象より明るい。9等星と8等星の中間か。昨日の矢印の星より明るいか同じくらい。コマはある程度集光している。高倍率では内部のみ見える(ゆるい球状星団並み)。核は100倍でも認められない。微星が多いが、核はそれ以下(11等以下)。
(2015年11月14日追記)比較星光度から再検討したところ、光度は7.9等程度のようです。
15.77UT m1=7.8, DC=4, dia=6' (8.0cm屈折 46x)
一見して明るくなっている。コマの輝度が上がり、集光もいくぶん強くなった。10~11等の核(恒星状)があるが、自信はない。コマは3分いないが特に明るい。光度は付近の8等星にほぼ近いが、ただ、輝星(8等)に接しているため、光度の見積もりが難しい。雲がなければ内部もよく見えただろう。
18.77UT m1=7.4, DC=3-4, dia=7' (8.0cm屈折 46x)
さらに明るくなった。コマがかなり拡がっている。中心4'ほどは高倍率でもわかる。核は100倍でもかすか。11等程度か。かすかに尾が西へ延びているようにも思える。光度はコマが拡がり非常に難しいが、7.7等以上はある。場合によっては7.2等かも。
22.76UT m1=6.4, DC=-, dia=7' (8.0cm屈折 46x)
天の川の中で輝星・微星がびっしり貼り付いている。Q1は移動が速い。さらに明るくなり6等台。付近の6.3~6.4等星の星いくつかと同じような光度。ただし空の条件が良すぎるのか、6等星と7等星が同じ光度に見える。コマは中心は核が見あたらず、集光のある球状星団そっくり。尾はかすかで自信がない。
24.77UT m1=6.4, DC=5, dia=10' (5.0cmB 7x)
期待したほど明るくない。やはり空の条件によって見え方は大きく変わるようだ。集光がやや目立つ。尾は見えない。光度は6.1等星よりは暗く6.4等星はある。
24.78UT m1=6.4, DC=5, dia=7' (8.0cm屈折 23x)
途中雲で遮られた。2日前とあまり変化ないが、やや核の集光が出ているように思える。尾はあると思われるがかすか。光度は東の6.1等よりややくらい。光度比は双眼鏡の時と同じ。核は低倍率では恒星状だが、高倍率にすると消えてしまう。
27.77UT m1=6.4, DC=5, dia=8' (8.0cm屈折 23x)
満月(中秋の名月)の強烈な月明があるが、透明度のおかげでどうにか見える。コマにあまり輝きがなく、光度も不正確である。しかし、コマはかなり拡がっている。核が見えてきた。集光は上がっている。尾があるようだがはっきりしない。
27.78UT m1=6.4, DC=4-5, dia=10' (5.0cmB 7x)
15.79UT m1=5.4, DC=4-5, dia=10' (5.0cmB 7x)
20日ぶりにようやく晴れた。コマが大きく拡がっている。中心は明るいが核は目立たず恒星状のものが辛うじて分かる。たしかにC/1988 A1を大きくしたような、似た姿だ。尾は痕跡が認められる。K.40で辛うじて伸びているのがわかる。光度はちかくの5.70、5.81等星より多少明るい。
16.79UT m1=5.8, DC=5, dia=10' (8.0cm屈折 23x)
前日と大きく変わってはいない。中心はよく集光している。低倍率では恒星状の核があるが、高倍率で見えなくなる。尾がわりとはっきりした。特に15'以内はわかりやすい(といっても目をそらし気味にしないと難しい)。光度はちかくの5.7等星並み。
16.81UT m1=5.7, DC=5, dia=10' (5.0cmB 7x)
20.80UT m1=8.6, DC=3, dia=8' (8.0cm屈折 46x)
異常減光をしている!(前日の曇天が悔やまれる)。どうりで夕方双眼鏡で探しても見つからなかった。コマ自体は大きく集光もある。おそらく核が存在するはずである。しかし、光度は約8等。分裂核なので、以前から少々心配していたが、最悪の事態となってしまった。このまま最終観測を迎えてしまうのか。近日点はまだ10日も先であるのに。
21.82UT m1=9.6, DC=3, dia=4' (8.0cm屈折 46x)
前日よりやや透明度が落ちたとはいえ、好条件。光度はかなり落ち、どうにか見える程度。HM12.5程度でないと見にくい。集光があり(2'~1')コマは小さい。微星がいくつかある。96Q1はまさに彗星としての最期を迎えている。明日観測できるだろうか?11等ぐらいだろう。
23.80UT m1=9.5, DC=-, dia=' (8.0cm屈折 46x)