尾を引く小彗星

03.83UT m₁=9.6, DC=5, dia=1.5', tail=2' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

20cm62倍で微星状、明るい。よく見ると強く集光した彗星だとわかる。さらに100倍～167倍で注意すると下方にかすかに尾が流れているようにも見えてくる。心眼のような気もするが、想像予想していた方向と少し違って見え、実際の方向に近かったので確かに尾が見えていたのだろう。光度は9.43等よりやや暗く、10.48等より明るい。光度不明の星と同じとしたが、後で9.63等だとわかった。

（補足）COBSの観測データによると、ちょうど私が望遠鏡を向ける直前に小さなバーストを起こしたらしく、それまでの10等台から9等台に増光したようです。

C/2025 K1 (ATLAS)
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
   2025K1  2025 11 03.83  M  9.6 TJ 20.3T10  62   1.5  5    2  m300 ICQ XX AIK

2025年11月4日4時50分（TZ=+9）の小数表記：03.82639UT = 03.82719TT (ΔT=69s)
r=0.778au　Δ=0.756au
t - T = +26.4days（近日点通過から26.4日経過）
α=11^h34.0^m　δ=+8^°12^'（2000.0）
α=11^h35.4^m　δ=+8^°04^'（視位置）
高度 alt=33.9°/方位角 A=106.2°（東南東）
太陽離角 Elong_◉=50.7°
位相角 β=80.6°
太陽の方向角 =117.5°　太陽の反対方向（尾の方向）=297.5°（2000.0)
天文薄明始=4日4時40分　太陽高度 alt_◉=-16.1°
天頂方向角 V=-51.7°（北から東回り） / V+180=128.3°（天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます）
※月は地平線下。~~月齢☽=13.31　月離角 Elong_☽= 153°（地心）　月高度 alt_☽=-6.8°~~
軌道の元期：20251103 （観測日は元期から0.8日経過）

絶対等級M₁ = 10.2等（1auからの光度）
1.5'のコマ実直径 = 4.9万km（月軌道円の0.1倍）
2'の尾の実長 = 0.00045au (7万km)
参考：彗星の位置における1秒角の大きさ=548km

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