0001P-1982U1_005.jpg

  • 04.41UT m1=4.7, DC=-, dia=10' (5.0cmB 7x)

日中は雨だったので不安になったが、夕方見事に晴れた(多少のモヤはあった)。尾の存在はほぼ確実(90%以上)。尾の長さはコマの2倍。

  • 05.39UT m1=4.6, DC=-, dia=10' (5.0cmB 7x)

ハレー彗星はすぐ見つけられた。尾の方はちょうどウエスト彗星のように2つに分かれていた(真ん中に濃い尾がある)。左側の方が明るい。右側はやや不確実(真ん中98%、左70%、右50%)

(2015年7月13日付記)実際にはこの時期の彗星は細い尾が伸びていただけで、幅広い分かれた尾は観測されていません。彗星写真の先入観で、「心眼」で余計なものまで見てしまったようです。当時の予報で尾がタイプⅠとⅡの尾が見える、というシミュレーションがあったようにも記憶しています。この後のスケッチでも「心眼」の傾向があります。


1986年1月4日18時50分(TZ=+9)の小数表記:04.40972UT = 04.41036TT (ΔT=54.9s)
r=0.955au Δ=1.225au
α=22h09.8m δ=-3°05'(2000.0)
α=22h09.0m δ=-3°10'(視位置)
高度 alt=23.0°/方位角 A=247.5°(西南西)
太陽離角 Elong=49.8°
位相角 β=51.9°
太陽の方向角 =242.6° 太陽の反対方向(尾の方向)=62.6°(2000.0)
天文薄明終=4日18時12分 太陽高度 alt=-25.4°
天頂方向角 V=48.5°(北から東回り) / V+180=228.5°(天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます)
※月は地平線下。月齢☽=23.37 月離角 Elong= 131°(地心) 月高度 alt=-59.6°
軌道の元期:19860219 (観測日は元期から-45.6日経過)

絶対等級M1 = 4.3等(1auからの光度)
10'のコマ実直径 = 53.3万km(月軌道円の0.7倍)
20'の尾の実長 = 0.00910au (136万km)
参考:彗星の位置における1秒角の大きさ=888km


1986年1月5日18時24分(TZ=+9)の小数表記:05.39167UT = 05.39230TT (ΔT=54.9s)
r=0.940au Δ=1.243au
α=22h07.6m δ=-3°18'(2000.0)
α=22h06.9m δ=-3°22'(視位置)
高度 alt=26.6°/方位角 A=243.6°(西南西)
太陽離角 Elong=48.2°
位相角 β=51.3°
太陽の方向角 =242.3° 太陽の反対方向(尾の方向)=62.3°(2000.0)
天文薄明終=5日18時13分 太陽高度 alt=-20.1°
天頂方向角 V=46.6°(北から東回り) / V+180=226.6°(天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます)
※月は地平線下。月齢☽=24.35 月離角 Elong= 117°(地心) 月高度 alt=-66.1°
軌道の元期:19860219 (観測日は元期から-44.6日経過)

絶対等級M1 = 4.1等(1auからの光度)
10'のコマ実直径 = 54.1万km(月軌道円の0.7倍)
1°の尾の実長 = 0.02819au (422万km)
参考:彗星の位置における1秒角の大きさ=901km

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