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  • 02.40UT m1=4.7, DC=-, dia=10' (5.0cmB 7x)

ハレー彗星はすぐ見つけられた。光度は今までの観測結果が少し暗すぎたらしい。尾の方は80%以上の確率で見えた。尾は、意外と長く見えた。図のようにあまり長くない部分は確実なところ。

(2015年7月13日付記)1月1日に日心距離が1auを切り、彗星としての活動が活発になり始めました。空の透明度の記録は残していませんが、おそらくこの1月2日は冬晴れであっただろうと推定されます。観測を始めた頃は、「全光度」という概念がなく、核光度(あるいは内部コマの光度)を比較星と比べていました。とはいえ、この時点でもピントをぼかして測定するわけでもなく、何となく雰囲気で光度を見積もっていました(いわゆるフィーリング法)。スケッチの「γ」はみずがめ座γ星です。また、このスケッチに限らず視野円は双眼鏡の7度の視野ではありません。

1986年1月2日18時30分(TZ=+9)の小数表記:02.39583UT = 02.39647TT (ΔT=54.9s)
r=0.985au Δ=1.186au
α=22h14.3m δ=-2°38'(2000.0)
α=22h13.5m δ=-2°43'(視位置)
高度 alt=29.3°/方位角 A=241.7°(西南西)
太陽離角 Elong=53.0°
位相角 β=52.9°
太陽の方向角 =243.1° 太陽の反対方向(尾の方向)=63.1°(2000.0)
天文薄明終=2日18時11分 太陽高度 alt=-21.7°
天頂方向角 V=45.6°(北から東回り) / V+180=225.6°(天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます)
※月は地平線下。月齢☽=21.36 月離角 Elong= 158°(地心) 月高度 alt=-40.7°
軌道の元期:19860219 (観測日は元期から-47.6日経過)

絶対等級M1 = 4.3等(1auからの光度)
10'のコマ実直径 = 51.6万km(月軌道円の0.7倍)
1°の尾の実長 = 0.02633au (394万km)
参考:彗星の位置における1秒角の大きさ=860km

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  • 03.39UT m1=4.7, DC=-, dia=10' (5.0cmB 7x)

天候不順のため、観測の後半は雲に隠された。尾の方はおそらく見えなかった(5%)。

1986年1月3日18時15分(TZ=+9)の小数表記:03.38542UT = 03.38605TT (ΔT=54.9s)
r=0.970au Δ=1.205au
α=22h12.0m δ=-2°52'(2000.0)
α=22h11.3m δ=-2°56'(視位置)
高度 alt=30.7°/方位角 A=239.8°(西南西)
太陽離角 Elong=51.4°
位相角 β=52.4°
太陽の方向角 =242.8° 太陽の反対方向(尾の方向)=62.8°(2000.0)
天文薄明終=3日18時12分 太陽高度 alt=-18.7°
天頂方向角 V=44.5°(北から東回り) / V+180=224.5°(天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます)
※月は地平線下。月齢☽=22.35 月離角 Elong= 145°(地心) 月高度 alt=-52.5°
軌道の元期:19860219 (観測日は元期から-46.6日経過)

絶対等級M1 = 4.3等(1auからの光度)
10'のコマ実直径 = 52.4万km(月軌道円の0.7倍)
参考:彗星の位置における1秒角の大きさ=874km

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