3週間近く待ち続けてようやく初対面できた。付近の3等星とほぼ同程度の明るさ。大彗星とはいかなかったが、すっと伸びる淡い尾は見事。わずかに曲がっているのもわかる。コマは集光が強くほぼ恒星状。11cmでは尾もわかり、強く集光し輝くが、低空で構造の詳細はわからず。終始雲が視野の半分以上を覆い、下の3等星2つが同時に見えることさえほとんどなかった。次第に雲が拡がってしまった。
C/2020 F3 (NEOWISE) ネオワイズ彗星
観測記録一覧
昨日と続けて見たが、透明度がどうにも悪い。尾はまったくわからない。明るくはないが内部コマが輝いているようにも思える。視野には星が一つ。近くにM53があるが20cm62倍ではわからなかった。
まだ薄明中に視野に入れて、とたんに大きいコマが入ってきた。今までは条件が悪すぎた。尾は注視しても見えてこない。痕跡があるのみ。光度は近くの6.6等星とほぼ同じ。核は20cm317倍まで拡大してよくわからない。核かと思った微星は中心のすぐそばの微星(12.0等)だった。12.0等以下。C/2019 U6はわからず。T2も同じ。
先週と比べてもかなり減光してしまった。視野に入れてもすぐにわからない。ただ、透明度が悪すぎるためかもしれない。集光は弱く、先週感じた輝きがまったくない。光度は近くの7.9等星か、それ以下。88Pはわからず。