1995O1_001-editPosi.jpg

  • 20.40UT m1=10.5, DC=-, dia=1' (8.0cm屈折 101x)

中心の9.5等星が暗く見える。予想位置のごく近くにごく淡い星が見える。ほぼ星状だが、コマを伴うようにも見える。といっても、星像の乱れが激しく、皆彗星にみえる。Or.6(151倍)でやっとわかる。拡散?

(補足)ヘール・ボップ彗星のはじめての観測です。とはいえ、発見を知って以来8月以降2、3回挑戦してようやくそれらしい姿を捉えました。西の空に低くなっていたので(当時所有していた)8センチ屈折で10等星を見るのはかなり厳しいものでした。この時の日心距離は6.4auで、木星はもちろん、29P/シュワスマン・ワハマン第2彗星の遠日点距離よりも遠く、私が観測した彗星の距離としては最も遠いものでした。

結局1995年の太陽との合の前に見ることが出来たのはこの日と10月25日(微光星と重なっていた)のみで、次の観測は年明けの1996年2月まで待つことになります。

1995O1_001.jpg

C/1995 O1 (Hale-Bopp)
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
   1995O1  1995 10 20.40    10.5     8.0R11 101 < 1                        AIKxx

1995年10月20日18時40分(TZ=+9)の小数表記:20.40278UT = 20.40350TT (ΔT=61.4s)
r=6.382au Δ=6.696au
α=18h18.3m δ=-28°24'(2000.0)
α=18h18.1m δ=-28°24'(視位置)
高度 alt=16.2°/方位角 A=214.6°(南西)
太陽離角 Elong=67.6°
位相角 β=8.3°
太陽の方向角 =270.3° 太陽の反対方向(尾の方向)=90.3°(2000.0)
天文薄明終=20日18時27分 太陽高度 alt=-20.7°
天頂方向角 V=31.5°(北から東回り) / V+180=211.5°(天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます)
※月は地平線下。月齢☽=25.70 月離角 Elong= 115°(地心) 月高度 alt=-42.6°
軌道の元期:19951119 (観測日は元期から-29.6日経過)

絶対等級M1 = 6.4等(1auからの光度)
1'のコマ実直径 = 29.1万km(月軌道円の0.4倍)
参考:彗星の位置における1秒角の大きさ=4856km

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