- 09.58UT m1=13.7, DC=8, dia=<0.5' (20.3cmSCT 206x)
バーストを起こしているとの情報で向けてみた。確かに14等程度の微星状の彗星がわかる。20cm206倍~317倍で見える。意識を集中しないと見失う。(微星と見比べると)光点ではなく、わずかに拡散しているようだ。光度は近くの14.2等星よりは明るく、13.6等星なみ。250倍で最も見やすい。彗星のごく近くにも微星がある気がする。高倍率では視野に星がなくなってしまうため、焦点が定めにくい。
(追記)木星軌道と土星軌道の中間にいる彗星・小惑星遷移天体で、小惑星番号が振られた後に彗星活動が確認され、周期彗星番号も割り振られた二重登録天体です。過去にも数回14等級までバーストを起こしたことがありますが、今回は過去最大規模のようです。
私が今まで観測した彗星の中では、1995年10月のC/1995 O1ヘール・ボップ彗星r=6.2au(サイト未掲載)を上回る最遠の彗星となりました。
174P/(60558)Echeclus IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx 174 2017 12 09.58 xI 13.7 U4 20.3T10 206 < 0.5 8 ICQ XX AIKxx
2017年12月9日23時00分(TZ=+9)の小数表記:09.58333UT = 09.58416TT (ΔT=70.5s)
r=7.299au Δ=6.485au
α=2h39.0m δ=+11°26'(2000.0)
α=2h39.9m δ=+11°30'(視位置)
高度 alt=54.9°/方位角 A=233.0°(南西)
太陽離角 Elong◉=143.3°
位相角 β=4.6°
太陽の方向角 =246.9° 太陽の反対方向(尾の方向)=66.9°(2000.0)
天文薄明終=9日18時00分 太陽高度 alt◉=-74.9°
天頂方向角 V=41.3°(北から東回り) / V+180=221.3°(天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます)
月齢☽=21.09 月離角 Elong☽= 117°(地心) 月高度 alt☽=3.6°
軌道の元期:20171123 (観測日は元期から16.6日経過)
絶対等級M1 = 9.6等(1auからの光度)
0.5'のコマ実直径 = 14.1万km(月軌道円の0.2倍)
参考:彗星の位置における1秒角の大きさ=4704km