17.76UT m1=11.3, DC=2-3, dia=1.5', (20.3cmSCT 100x)
夜半頃に念のため望遠鏡を向けてみたところ、62倍でも拡散したごく淡い光斑がわかった。移動が早い。淡すぎてやや不安があったので位置を観測してから星図を見て、それが彗星であると確認出来た。やや集光はあるが、かなり拡散し低倍率の方が良い。62倍~167倍で存在を確認。近くの11.2等星と同じかやや暗い。高度が上がる頃には透明度が下がり、あまり期待したほど見やすくはならなかった。
(付記)1988a(C/1988 A1)Liller彗星やC/1996 Q1 Tabur彗星の分裂核と考えられています。どちらも思い出深い彗星であり(このサイトには未掲載)、その分身を2~30年の時を経て観測できたことには感慨深いものがあります。2彗星の記録も優先的に更新したいと思っています。