今月発見された新彗星の初観測。おおいぬ座といっかくじゅう座の境界にある。非常に淡く拡散しているが、コントラストの関係で77倍以上で見える。目をそらし気味にしないとわからないが、コマはある程度の大きさがある。集光は弱い。133倍でも見やすい。光度は12等級前半か。
m1=12.3 , DC=3 , dia=2' (20.3T10 x100)
C/2013 R1 ( Lovejoy )
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
2013R1 2013 09 27.78 xM 12.3 HS 20.3T10 100 2 3 ICQ XX AIKxx
まずは、視野内にとにかく星が多い!星団の中じゃないかと思うほど。その中にあって、彗星は視野に入れて一目で見つけることができた。集光があり明るくなっている。中心1分角以内が明るい。星状核はない。光度は、比較星が重なってわかりにくかったが、10.2~10.3等級程度のようだ。
m1=10.2 , DC=4 , dia=2.5' (20.3T10 x62)
C/2013 R1 ( Lovejoy )
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
2013R1 2013 10 09.78 xB 10.2 TJ 20.3T10 62 2.5 d4 ICQ XX AIKxx
2P/エンケ彗星との高度が逆転した。
順調に増光しているように思える。中央集光もしっかりしていて、コマは広がりが大きい。光度は9.9~10.0等級。いよいよ9等台に突入か。206倍にしても恒星状の核は見えなかった。
C/2013 R1 ( Lovejoy )
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
2013R1 2013 10 11.78 xB 10.8 TJ 20.3T10 62 2 4 ICQ XX AIKxx
2013R1 2013 10 13.79 xB 9.9 TJ 20.3T10 62 3 4 ICQ XX AIKxx
台風一過のおかげで、満月前最後の観測に滑り込めた。
集光のある明るい姿で、コマの拡がりが大きい。光度は9.4~9.7等級ぐらいか。
16.784UT m1=9.6 , DC=4-5 , dia=3' (20.3T10 x62)
C/2013 R1 ( Lovejoy )
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
2013R1 2013 10 16.78 xB 9.6 TJ 20.3T10 62 3 4/ ICQ XX AIKxx
実に大きい!62倍(50分角)の視野で最も明るい天体。比較星がないため測光出来ない。集光も強いが、100倍に拡大しても恒星状の核は12等級程度。中心からは、細い尾が伸びているように思える。
31日には5センチ双眼鏡ではほとんど分からなかったが、今日ははっきりと大きいコマが見える。プレセペからざっと流しただけで見つかるほど。大きい円盤状のコマ。光度は6.3等級だったが、コマに8等星が内包されているため6.5等級とした。
C/2013 R1 ( Lovejoy )
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
2013R1 2013 10 30.79 xB 7.9 HV 11.0M 9 31 7 4/ ICQ XX AIKxx
2013R1 2013 11 04.77 xB 6.5 HV 5.0B 7 20 5 ? ICQ XX AIKxx
2013R1 2013 11 04.78 xB 7 :HV 20.3T10 62 13 5 10 m ICQ XX AIKxx
M44と双眼鏡で同視野にはいるため、一緒にスケッチしてみた。時間がなく荒くなってしまったのが残念。光度は(5等級入りかも?との期待が外れ)前回5日とほぼ同じ。ただ、集光は強くなっているように思える。
星図に書き出した軌道要素が古かったため、位置が0.5度もずれていた。どうりで前回のスケッチと星図の星の位置が合わなかったわけだ。。
C/2013 R1 ( Lovejoy )
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
2013R1 2013 11 07.80 xB 6.5 HV 5.0B 7 15 5/ ICQ XX AIKxx
前日は、双眼鏡で観測出来たものの、すぐに雲が迫ってしまい望遠鏡での観測は出来なかった。幸い、今夜も同じ程度の高透明度に恵まれた。
20センチ望遠鏡では、円形のコマが見事。62倍でごく淡い尾が伸びているのがわかる。100倍以上の高倍率(206倍)にすると、核から太陽方向にダスト(?)が扇状に噴出しているのがわかる。ただ、核自体は12~13等級の恒星状でごく小さい。
5センチ7倍双眼鏡では、12日よりわずかに輝度が落ちているような気がする。ただ、今夜は尾が微かに見えている。
肉眼では目をそらし気味にして辛うじて確認出来た。そばの5.6等星と同じぐらい。注視すると、円盤状に見える。エンケ彗星の後も(さらに暗い空で)確認出来た。
m1=5.7 , DC=5 , dia=15' , tail=20' /285° (5B7x )
C/2013 R1 ( Lovejoy )
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
2013R1 2013 11 11.76 xB 5.9 HV 5.0B 7 17 5/ ICQ XX AIKxx
2013R1 2013 11 12.77 xB 5.7 HV 5.0B 7 15 5 20 m285 ICQ XX AIKxx
2013R1 2013 11 12.78 xI 5.6 HV 0.0E 1 7 ICQ XX AIKxx
2013R1 2013 11 12.79 20.3T10 62 7 5/ 12 m275 ICQ XX AIKxx
この満月下で11センチ望遠鏡でも尾がはっきり見える。コマの大きさもすごいが、集光も十分ある。アイソン彗星がなければずっと見ていたいほど。
5センチ双眼鏡では、5.30等星が邪魔で光度が測りにくい(前日に5.0等と観測)。尾が双眼鏡でもわかる。さらに、肉眼でさえも微かな円盤状に見える。
やや月が細ったとはいえ、まだ眩しい。その中にあって双眼鏡でも尾が明瞭に見える。コマは大きく、アイソン彗星とは対照的。
21.833UT m1=4.9, DC=6, dia=15', tail=30'/295° (5.0B7x)
ネフスキー彗星を探すために時間をだいぶロスしてしまった(10等級以下で見つからず)。ラヴジョイ彗星は、光度の上昇は頭打ちのようだが尾はよく見える。20センチでは集光が強く100倍以上で11等の恒星状の核が見える。内部コマは円形だが、外部コマは尾と連続している。尾はかなり長く、尾の中に恒星がいくつか入っている。
双眼鏡5センチ7倍でも、高度が低くなったせいか、やや小さくなった。
29.830UT m1=5.0, DC=6, dia=13', tail=45'/315° (5.0B7x)
かなり高度が下がり、薄明直前でないと屋根の上に昇って見えなくなった。彗星のスケールは小さくなったが、依然として集光の強いコマと太くなった尾は健在。尾には構造があるように見える。核は恒星状で、62倍で10等、206倍で12等くらい。内部コマは(見かけの)左側がやや濃い。
8.826UT m1=5.5, DC=6, dia=12', tail=0.5° (5.0B7x)
彗星と似た明るさの7等星がそばに並んでいる。スケールはさらに小さくなっているが、集光は強い。核の輝きが増しているように思える。M13と比較すると大きさはほぼ同じだが、彗星の方が明るさ・集光では上回っている。
5センチ双眼鏡でもM13とほぼ同じか、やや明るく集光している。7等星はコマにほぼ接している。13.826UT m1=5.6, DC=7, dia=10', tail=0.5°/330° (5.0B7x)
13.833UT m1=6, DC=6, dia=5', tail=20'/340° (20.3T10 x62)
月が去って2週間ぶりの観測。その間に近日点を通過してしまった。
さらに小型化し、双眼鏡ではかつてのアイソン彗星を彷彿とさせるような小さい姿で、わずかに尾が伸びている。27.844UT m1=5.8, DC=7, dia=7', tail=0.5°/340° (5.0B7x)
20センチ62倍で非常に集光が強く、よく輝く。尾は若干淡くなったようにも思えるが、高度のせいかも。
C/2013 R1 ( Lovejoy )
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
2013R1 2013 12 27.84 xB 5.8 HV 5.0B 7 7 7 0.5 340 ICQ XX AIKxx
2013R1 2013 12 27.85 x 6 20.3T10 62 4 6 15 m340 ICQ XX AIKxx
次第に小さくなってはいるが、コマの集光は非常に強い。恒星状の核もある。尾は滑らかにすっと伸びている。
6.844UT m1=6.1, DC=7, dia=8', tail=20'/-° (5.0B7x)
こちらも100倍スケッチ。やはり集光の強さが際だっている。206倍ではちかくの12等星並みの明るさの恒星状の核。それを取り巻くコマの輝度も高い。いくつもの恒星の間を縫って尾が伸びている。
10.847UT m1=6.2, DC=7, dia=7', tail=0.5°/-° (5.0B7x)
10.854UT m2=12, DC=6, dia=3', tail=10'/320° (20.3T10 62x)
C/2013 R1 ( Lovejoy )
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
2013R1 2014 01 10.85 xB 6.2 HV 5.0B 7 7 7 0.5 ICQ XX AIKxx
2週間でだいぶ暗くなることも覚悟していたが、2012 X1よりはずっと明るい。さすがに輝きは衰えたが、彗星としてはまだまだ明るい。ほぼ円形のよく集光したコマに、淡くなったが太い尾が伸びている。核は100倍で11~12等星。
5センチ7倍双眼鏡では4等星の近くの光斑として見える。
26.840UT m1=6.9, DC=6, dia=9', tail=? (5.0B7x)
26.844UT m1=7.0, DC=5-6, dia=4', tail=10'/330° (20.3T10 62x)
わずか4日で大幅に減光した?!尾は痕跡だけになり、コマ中央部の輝きも弱まっている。光度は7.4等星より暗いが8.1等星よりは明るい。ただ、恒星状の核は11~12等で健在。5センチ双眼鏡では微かで測光を断念。
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
2013R1 2014 01 31.84 xB 7.8 HV 20.3T10 62 4 5 ? ICQ XX AIKxx
2012X1 2014 01 31.83 xB 9.2 TJ 20.3T10 62 4 4/ ICQ XX AIKxx
ずいぶんと淡く、暗くなってしまった。コマ直径は大きいが、拡散して集光が弱い。ただ、望遠鏡の視野に入れて、星図なしで見つけることができた。目が慣れると見やすくなった。
3.830UT m1=9.6, DC=4, dia=3' (20.3T10 x62)
薄明後の観測になってしまったせいもあるが、3月4日に比べても淡くなってしまった。急速に減光しているのかも知れない。集光は4としたが3に近い。
急速に減光しているため、もう無理かと思ったがなんとか淡い姿を見ることが出来た。目が慣れるとコマは意外と大きく拡がっているのがわかる。集光もある。
ごく淡いが、62倍でも見ることが出来た。拡散していて100倍の方が見やすい。