m1=12.2 , DC=4 , dia=1' (20.3T10 x133)
話題の彗星がいよいよ東の空に姿を現してきた。しかしながら、高度の影響か、先ほど見たLovejoy彗星と比べてもまだ小さく淡い。133倍~206倍で辛うじて存在が認められる。集光はあり、棒状に見るような気もするが、写真の見過ぎかもしれない。「見えた!」というよりは「見えた?」といった感じ。わずかに存在に不安がある。気がつくと補正板に結露があったので拭き取ったら見やすくなった。下弦の月明が無くなればもっとよく見えるかもしれない。
そばの火星は小さい円盤状に見え、模様も見えそうな雰囲気。
2PとC/2013 R1の増光ぷりに大いに期待して覗いたが、まったく増光していない。確かに見えるのだが、とにかく淡い。一時は観測を諦めようかと思ったほど。13等星以下まで見えているので、条件がそんなに悪いわけでは無いはずだが。
C/2012 S1 ( ISON )
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
2012S1 2013 10 09.80 xM 11.2 HS 20.3T10 100 1 4 ICQ XX AIKxx
どうしようもなく淡い。一時は観測・スケッチを諦めようかと思ったほど。それでも2彗星と同じ100倍の視野でスケッチしたが、ほとんど恒星がない。12等星が淡く見えるため、透明度が良くないのかもしれない。62倍でも注意すると、集光のある光斑がわかる。
C/2012 S1 ( ISON )
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
2012S1 2013 10 11.80 xM 10.7 TJ 20.3T10 62 1 4 ICQ XX AIKxx
2012S1 2013 10 13.81 xM 10.7 TJ 20.3T10 62 2 4 ICQ XX AIKxx
m1=10.3 , DC=4 , dia=2' (20.3T10 x62)
透明度に恵まれたおかげか、ようやく20センチ62倍でも明瞭な彗星らしい姿として見えた。尾があるようにも見え、100倍ではかえって見にくい。適度に集光している。光度は10.2~10.4等級。
やや高度が下がってきたため、屋根の上に彗星が昇ってくるまで待った。11センチでの観測だった31日よりは明るく明瞭に見えるが、ほとんど増光していないように思える。9.2~9.3等星と等光。9.0等星よりは暗い。コマは小さめで、集光はある。尾はよく分からない。あるかもしれない、という程度。
m1=9.2 , DC=4-5 , dia=3' (20.3T10 x62)
C/2012 S1 ( ISON )
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
2012S1 2013 10 30.80 xB 9.3 TJ 11.0M 9 40 3 4 ICQ XX AIKxx
2012S1 2013 11 04.80 xB 9.2 TJ 20.3T10 62 3 4/ ? ICQ XX AIKxx
5日の時よりも明らかに大きく成長している。9.3等級以上はあり、8.3等星と比較出来る明るさ。薄明後であったが5センチ7倍双眼鏡でも微かな光斑として見ることが出来た。
C/2012 S1 ( ISON )
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
2012S1 2013 11 07.80 xB 8.6 HV 20.3T10 62 3 4/ ICQ XX AIKxx
m1=6.9 , DC=6 , dia=3' , tail=10' /300° (11.0M9 x40)
昨日の明るさは、バーストによるものだったらしいので急遽今朝も11センチにて再観測。しかし、昨日とあまり変わらない。ただ、集光は依然として強い。11センチでも尾がわかる。近くの6.71等星よりはわずかに暗い。
5センチ7倍双眼鏡でもほぼ恒星状。近くに8等星が2つ見える。星図上の6.43等星が存在しなくて混乱した。
今朝もいつもどおり起床して、待機したが、見えない!?地平線付近は靄がかかっていて昇りたての水星の輝きは弱々しかったが、少し上がると見やすくなった。ついで、5時20分ごろ(太陽高度-13度)に土星、(高度1.5度)そして2.7等星のαLibが見えだした。双眼鏡でその右にあるはずの彗星を探したが一向に見つからない。11センチ望遠鏡でも、αLibより1度下にあるのでその右側(倒立像なので左だが)を何度も探してみたのだが、やはり見つからない。αLibの伴星(5等星)まで見える空だったのに。薄明が迫ってから、いつもとあまり変わらない(良好な)透明度だとわかった。気温マイナス1.0度。
結局6時頃(太陽高度-5度)まで探したがついに見つけることは出来なかった。4等以下。消滅してしまったのだろうか?5等だったら見逃していたかもしれない。
(追記)ついったーで、αLibとともに写るアイソン彗星を撮影した方がいたので、完全に消滅したわけではなさそう。しかし、崩壊は始まっているのかも。
C/2012 S1 ( ISON )
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
2012S1 2013 11 23.86 xI[ 3 HV 5.0B 7 ICQ XX AIKxx
2012S1 2013 11 23.86 xI[ 4 HV 11.0M 9 40 ICQ XX AIKxx