バーストを起こした73Pを捕らえた。シーイングが異常に悪く、非常にみにくい。西にある9等星とほぼ同程度でM70より1等級暗い。集光はあるようだ。写真で星野付近を見ると、10等星以上の恒星は存在しない(ため、彗星である事は明らか)
1995年11月8日18時35分に9.0等、コマ直径=2'、DC=3/5(10段階の5相当)(8cm屈折73x)
土星環がかなり淡くなった。
前日に比べてもはっきりしている。122P/de Vicoよりも明るいのでは。ただ微星が多い。明らかに集光のある星雲状。2つの9等星と並んでいる。光度は8.7等級程度の可能性もある。
M54が明るいがM70は見えず。
1995年11月9日18時5分に9.0等以上、コマ直径=3'、DC=2/5(10段階の4程度)(8cm 73x)
2006A1の前に観測。10等星のごく近傍にかすかな光斑がある。100倍ではかなりきついが、133、200倍と上げると見やすくなる。比較的集光があり、変形?
5日4時10分=4.80UTに12.1等、dia=0.5'、DC=5。
かなり強烈な月明かりがあり、単にチェックのために望遠鏡を向けたつもりだったが、意外にもあっさり見えてしまった。小さくよく集光している。光度は12.0等前後と測定したが、感覚的にはもっと明るい。
3月20日4時40分=19.82UT 11.9等 コマ直径=1.0' 集光度=5(20cm 100倍)
月が去って見違えるほど明るくなった。集光の強い姿のまま明るくなっている。目を逸らすと上方に向かってコマが拡散しており、これが尾のようだ。
初めて分裂核Bを観測した。近くの13等星よりは見やすい。こちらも集光が強い。100倍では見にくく、133倍で観測した。ちょうど1ヶ月前のC核を思わせる。
倍率的には100倍の方が見やすいが、後々(彗星が成長して)低倍率でスケッチした時に比較しやすいように、62倍でスケッチを取ってみた。
62倍でも尾がはっきりしている。中心核は星状で、206倍でも星状は崩れない。かなりの集光。光度は2日前と比べて大きく上がっているとはいえない。
やはりC核に比べるとさすがに淡い。集光しているのはわかるが、近くの12等星がジャマして測光が難しい。最初は存在がわからなかった。
目が慣れてくると62倍でも見えるようになってくるが、倍率は高い方が良い。尾は不明。
彗星の位置に11等の恒星がある。。。が、星図には存在していない。そしてその星は周囲にコマを伴っているようにも見える・・・??完全にB核が恒星と重なっているのか、それともB核自体が今まさにバーストを起こしているのか?207倍に上げてもシーイングが悪く、恒星と区別がつかない。ただ、4時過ぎに再観測した際には、少し移動しているようにも思える。検索したところ、小惑星はないらしい。
とにかく今夜確認しないことにはなんとも。彗星データは、バーストを期待したときの数値。
導入した瞬間、輝く核の姿を見てびっくり。まさにバーストを起こした直後だったとは!とにかく核が明るい。コマは小さく円形で、尾はほとんどわからない。
近くに9等星があるか、それほどの明るさではない。風が強く、視野は激しく揺れる。300倍でも核が明るい。
B核を見たあとだったが、意外な暗さに逆に驚いた。それだけB核が明るかったということか。しかし、B核よりコマは大きく、尾も明瞭。集光は弱いとはいえ、彗星としては高い。
依然として中心核の輝きが鋭い。コマ集光も強いが、2日前よりは多少ゆるくなった。その代わり、上方へ向かって淡く尾が伸びている。夜半前に観測した時は9.9等としたが、その時より0.1等明るく目測。ただし誤差の範囲。
G核はまだ見えてこない。13等以下か。
Bほどの集光はないが、大きく確実に明るくなっている感じ。尾が長く伸びている。イメージ的にはBより暗くなったようにさえ思える。
まだ月明が強いが、久々の晴天なので観測を強行。目を逸らさないと見にくく、一見して拡散している。まるで先日までとは別の彗星のよう。集光はある。
コマは2対1ぐらいに変形し、尾の痕跡を思わせる。直径は大きい。月がないと見やすそう。
Bとはまったく異なる。月明の中輝く核が非常に目立ち、すっと伸びる尾も見える。ただやはり月明かりの影響は大きい。
かなり拡散している。しかし、注意深く見ると端に明るい点があり、そこからコマとも尾ともつかない雲が伸びている。何をもってコマとすればよいのか??
5センチ双眼鏡では、あと一歩で見えなかった。
実に美しい眺め!コマの輝きがすごく、細長い形をしている。尾はすっと伸びている。双眼鏡では光斑として見えるが、尾の存在はわかる。光度は7等台でもおかしくない。
207倍でスケッチを行った。光度は9.8等。
透明度が今ひとつだったが、とりあえず観測した。B核は淡いものの、62倍でもぼんやりとした姿として見つかる。207倍では、頭部はかなり小さく、12等級の星状核が見える。淡いが、尾も見える。
尾の中に(破片のような)濃い部分があるようにも思えるが、写真の印象による先入観かも。
双眼鏡5センチ7倍(スケッチなし)では、1時30分に7.2等、DC=4、尾(コマ)=10'と観測。前回より見やすい。
(20センチ、62倍)スケッチは62倍・天頂プリズム使用(反転を補正済み)による。中心の輝きが素晴らしい。星状の核が見え、尾もよく伸びている。
一見して9等星が重なっているか?と思ったが、すぐに核だとわかった。またバーストを起こしたらしい。まだ1日も経っていないだろう。尾もよく見える。コマは核にへばりついているように小さい。
スケッチしている間にもどんどん彗星は移動している。スケッチ時刻は1時45分ごろ。光度は9.5等星より明るい。
結露で望遠鏡は曇ってしまったので、双眼鏡スケッチを試みてみる。期待したほどの明るさではないが、尾は明瞭に見える。光度は2つの6.7等星と同じで、6.4等星よりは暗い。
かなり集光は強いが、きのうよりは核は暗くなったよう。尾の広がりは素晴らしい。結露のためC核のスケッチは取れなかった。
B核は7.6等、C核は6.7等