- 09.74UT m1=9.8, DC=3-4, dia=3' (20.3cmSCT 77x)
完全に雲間からの観測。巻雲を通してもなお透明度が良く、なんとか10Pがわかる。しだいに雲が取れ大きく拡散したコマがわかってきた。20センチ100倍が見やすく、63倍では淡い。集光がある。
星記録を積んどくところ。@akwr2でツイートも。
完全に雲間からの観測。巻雲を通してもなお透明度が良く、なんとか10Pがわかる。しだいに雲が取れ大きく拡散したコマがわかってきた。20センチ100倍が見やすく、63倍では淡い。集光がある。
2ヶ月ぶりの観測ではあったが、まだ見えていた。淡く拡散したコマは変わらない。集光はあるようだが小さい。
10P/テンペル第2彗星は近日点距離が1.4au程度の典型的な木星族周期彗星で、衝の位置で近日点を迎えるとそこそこ明るくなります。しかし、好条件は夏に起きるため、赤緯や天候の関係でなかなか見る機会がありません。
私が見たのは2010年のみで、拡散したコマの彗星として目撃したようです。あまり記憶にはありません。当時の観測から推定した標準等級はH20=7.4でした。この彗星の直後には、103P/ハートレー彗星が観測の好機を迎えたようです。
2015年の回帰は条件が悪く、年末に11等でかろうじて見れるかどうか。2021年の回帰は太陽離角が小さく最悪の条件ですが、2026年の回帰は近日点通過時に地球最接近を迎えるため、衝の位置で8等級に達するかもしれません。
ごく淡く存在も怪しい。
観測スケッチを放っておいたせいか、光度の検討も行わなかったようです。彗星のスケッチ位置が、計算値と微妙に異なっているように思えます(2015年7月4日記)。