2018N2_002+0260P-2019_002-editPosi-20-0.7t.jpg

  • 2018N2_002+0260P-2019_002.jpg
  • 260P 07.73UT m1=12.2, DC=5, dia=1.5' (20.3cmシュミットカセグレン 100倍)
  • C/2018 N2 07.73UT m1=12.2, DC=4-5, dia=1.5' (20.3cmシュミットカセグレン 100倍)

幸い、2日続けて晴天となった。昨日より良く晴れている。2彗星は約10'まで接近。昨日は(同視野に入っても)別々に意識しないと見えなかったが、今日は倍率を上げても視野に入るので、名目共に2彗星同時観測が出来た。B法でぼかすと、2彗星ともほぼ同じ明るさ。260Pの方が集光があるためか、わずかに見やすい。写真で見るような長い尾はわからない。スケッチする間にも彗星の移動が速く、260Pは12等星に接近していった。

(追記)同じような光度、大きさの2彗星ですが、N2は260Pより4倍も遠くにあります。眼視光度に達した全く関係のない2つの彗星が、望遠鏡の狭い視野内に見えることは稀です(私、個人的にはたぶん初めてです)。

ブログシステムの関係上、260P/NcNaught マクノート彗星カテゴリに入っていますが、記事(観測)はC/2018 N2 (ASASSN) アサシン彗星と同等です。

260P/McNaught (2019)
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
260        2019 09 07.73  M 12.2 U4 20.3T10 100   1.5  5            ICQ XX AIKxx
   2018N2  2019 09 07.73  M 12.2 U4 20.3T10 100   1.5  4/           ICQ XX AIKxx

260P

2019年9月8日2時28分(TZ=+9)の小数表記:07.72778UT = 07.72859TT (ΔT=69.7s)
r=1.417au Δ=0.604au
t - T = -2.2days(近日点通過まであと2.2日)
α=2h28.6m δ=+25°20'(2000.0)
α=2h29.7m δ=+25°25'(視位置)
高度 alt=76.7°/方位角 A=139.7°(南東)
太陽離角 Elong=121.0°
位相角 β=37.5°
太陽の方向角 =65.1° 太陽の反対方向(尾の方向)=245.1°(2000.0)
天文薄明始=8日3時51分 太陽高度 alt=-32.5°
天頂方向角 V=-35.4°(北から東回り) / V+180=144.6°(天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます)
※月は地平線下。月齢☽=8.28 月離角 Elong= 129°(地心) 月高度 alt=-31.9°
軌道の元期:20190514 (観測日は元期から116.7日経過)

絶対等級M1 = 13.3等(1auからの光度)
1.5'のコマ実直径 = 3.9万km(月軌道円の0.1倍)
参考:彗星の位置における1秒角の大きさ=438km

C/2018 N2

2019年9月8日2時28分(TZ=+9)の小数表記:07.72778UT = 07.72859TT (ΔT=69.7s)
r=3.187au Δ=2.547au
t - T = -64.3days(近日点通過まであと64.3日)
α=2h27.9m δ=+25°27'(2000.0)
α=2h29.1m δ=+25°32'(視位置)
高度 alt=76.9°/方位角 A=139.9°(南東)
太陽離角 Elong=121.1°
位相角 β=15.7°
太陽の方向角 =64.9° 太陽の反対方向(尾の方向)=244.9°(2000.0)
天文薄明始=8日3時51分 太陽高度 alt=-32.5°
天頂方向角 V=-35.3°(北から東回り) / V+180=144.7°(天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます)
※月は地平線下。月齢☽=8.28 月離角 Elong= 129°(地心) 月高度 alt=-31.9°
軌道の元期:20190514 (観測日は元期から116.7日経過)

絶対等級M1 = 10.2等(1auからの光度)
1.5'のコマ実直径 = 16.6万km(月軌道円の0.2倍)
参考:彗星の位置における1秒角の大きさ=1847km

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