- 16.58UT m1=9.5, DC=3-4, dia=3.5' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)
3度目にしてようやく明瞭に捉えられた。一見して拡散して大きいが、注視すると小さな集光部がある。目が慣れるとコマの拡がりもわかる。20cm317倍で、極限等級に近い星状の核。13.5等？近くの9.1等星より暗いが9.6等星と同程度。夕方に見た時はC/2017 T2よりは淡く感じた。
（補足・解説）1844年の大彗星と同一軌道上を運行する彗星です。当初は微光で、大彗星の後をつける小さい分裂核と思われていましたが、今年2月以降は急増光を続けています。もしかすると、こちらが主核の可能性も？私は2月23日夜と3月6日朝に挑戦しましたが、その際は見出すことが出来ませんでした（11等以下）。
アトラス名がつく彗星はたくさん発見されていますが、私が見た「アトラス彗星」はこれが初めてです。
C/2019 Y4 (ATLAS) IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx 2019Y4 2020 03 16.58 B 9.5 TJ 20.3T10 62 3.5 3/ ICQ XX AIKxx
2020年3月16日23時00分（TZ=+9）の小数表記：16.58333UT = 16.58414TT (ΔT=70s)
r=1.746au Δ=1.110au
t - T = -75.5days（近日点通過まであと75.5日）
α=9h46.1m δ=+66°11'（2000.0）
α=9h47.7m δ=+66°05'（視位置）
高度 alt=58.2°/方位角 A=346.9°（北北西）
太陽離角 Elong◉=112.0°
位相角 β=31.9°
太陽の方向角 =327.4° 太陽の反対方向（尾の方向）=147.4°（2000.0)
天文薄明終=16日19時16分 太陽高度 alt◉=-53.5°
天頂方向角 V=153.0°（北から東回り） / V+180=333.0°（天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます）
※月は地平線下。月齢☽=21.93 月離角 Elong☽= 123°（地心） 月高度 alt☽=-24.6°軌道の元期：20200314 （観測日は元期から2.6日経過）
絶対等級M1 = 9.3等（1auからの光度）
3.5'のコマ実直径 = 16.9万km（月軌道円の0.2倍）
参考：彗星の位置における1秒角の大きさ=805km