2002年12月に発見された彗星です。翌年1月29日に0.19auまで太陽に接近するため、マイナス等級まで増光することが期待されましたが、実際には5等級止まりでした。年末年始には夕空低く増光する姿が見えました。地上から見えなくなったあとは、太陽観測衛星からその姿が観測され、近日点通過後は南半球に去っていってしまいました。
- 25.84UT m1=8.0, DC=5, dia=3' (8.0cm屈折 23x)
- 25.84UT m1=7.6, DC=-, dia=-' (5.0cmB 7x)
下弦の月明がひどいが5等星まで見える良好な条件。X5は期待より、やや集光に乏しいが新彗星としてはかなり明るい。目が慣れると輝きを持ってくる。尾がある。