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  • 09.78UT m1=12.6, DC=3-4, dia=1' (20.3cmシュミットカセグレン 167倍)

20cm167倍で、あっさり小さい姿が見えた、と思ったが、注視すると見にくくなってしまう。倍率を変え133~207倍で見えるが、やはり167倍がもっとも良い。小さく集光した光斑(非星状)。低倍率ではさらに周りをごく淡いコマが取り巻くように思える。13等星に近く、こちらの星の方が明瞭に見える。プリントした(星図の)星より暗い13.7等星まで見えた。12.8等星とほぼ同じか、やや明るい?待ち望んだ38年周期の彗星の初観測だが、かなり淡くやや実感に欠けてしまった。

(追記)周期38年の著名な周期彗星です。前回回帰の1980年は、私が小学校に上がったばかりのタイミングで、見ることはありませんでした。その後、書籍などで名前を知るだけだったこの彗星と、ついに対面することができて感激です・・・と言いたいところですが、辛うじてわかる程度だったのでそこまでの実感には及びませんでした。今後の増光に期待したいところです。

38P/Stephan-Oterma (2018)
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
 38        2018 09 09.78 xS 12.6 U4 20.3T10 167   1    3/           ICQ XX AIKxx

2018年9月10日3時48分(TZ=+9)の小数表記:09.78333UT = 09.78416TT (ΔT=70.9s)
r=1.769au Δ=1.437au
t - T = -62.2days(近日点通過まであと62.2日)
α=5h04.2m δ=+8°34'(2000.0)
α=5h05.2m δ=+8°36'(視位置)
高度 alt=53.8°/方位角 A=132.6°(南東)
太陽離角 Elong=91.0°
位相角 β=34.7°
太陽の方向角 =84.6° 太陽の反対方向(尾の方向)=264.6°(2000.0)
天文薄明始=10日3時53分 太陽高度 alt=-18.9°
天頂方向角 V=-37.0°(北から東回り) / V+180=143.0°(天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます)
※月は地平線下。月齢☽=0.03 月離角 Elong= 92°(地心) 月高度 alt=-18.2°
軌道の元期:20180909 (観測日は元期から0.8日経過)

絶対等級M1 = 11.8等(1auからの光度)
1'のコマ実直径 = 6.3万km(月軌道円の0.1倍)
参考:彗星の位置における1秒角の大きさ=1042km

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