寝坊してC/2025 K1アトラス彗星のスケッチの時間がなくなった。この3Iも薄明後だがだいぶ高度が上がりさらに見やすくなった。20cm62倍でも大きく拡散したコマがわかる。集光は弱まりつつある。光度は近くの9.9等星と同じ。
彗星アーカイヴ
20cmなどの眼視観測によるスケッチがメイン。ごく稀に写真。「投稿日」は観測日時に合わせてます。
昔のスケッチもこっそり上げるため、突然10年以上前の「投稿日」が出るかも。

前回より高度が上がり見やすくなったが、集光はやや弱まったように見える。普通の円形のコマの彗星で、やはり恒星間天体のようには見えない。光度は9.5~10.0等の間。
前回とまったく違った不気味な姿。強い集光がなく、そもそもコマ自体が見当たらない。尾だけの棒状の物体。棒銀河のよう(NGC4244やM82)。100倍以上で雲の中に2~3の光点が見えそうだがよくわからない。もう少し見ていたかったが時間がなくなった。
20cm36倍ではほとんどわからない。62倍で確実に見えているのだが、よく見ようとすると逃げていって掴まえることができないような淡い姿。非常に拡散している。100倍ではわずかに集光している。光度は10.2等星よりやや暗い。彗星近くの11.0等星よりは明るい(見た目は暗いが)。
ついに恒星間天体を見ることができた!とはいえ、普通の彗星状であまり感慨は湧かない。まだ月明が残り、低空なためもう1週間待つつもりでいたが、9等級らしいので減光する前に見ておこうと思った。当初は低空で星像がぼやけ判別しづらかったが、次第に小さい集光のある姿がわかってきた。100倍では核もありそう(10等)。光度は9.68等と10.05等の間。淡いが慣れると見やすい。
20cm62倍で微星状、明るい。よく見ると強く集光した彗星だとわかる。さらに100倍~167倍で注意すると下方にかすかに尾が流れているようにも見えてくる。心眼のような気もするが、
想像予想していた方向と少し違って見え、実際の方向に近かったので確かに尾が見えていたのだろう。光度は9.43等よりやや暗く、10.48等より明るい。光度不明の星と同じとしたが、後で9.63等だとわかった。
(補足)COBSの観測データによると、ちょうど私が望遠鏡を向ける直前に小さなバーストを起こしたらしく、それまでの10等台から9等台に増光したようです。
昨日は望遠鏡スケッチだったので、今日は双眼鏡で。夕方まで曇っていたが、晴れ間が出てきた。近くのλOphとほぼ同じかやや暗い。尾がうっすらと伸びる。コマは小さくなり、集光が増している。
月がそばにありかなり見にくかったが20cm36倍でごく淡いコマがわかる。光度はかなり不正確。コマの大きさだけはよくわかる。目が慣れると見やすい。62倍より36倍の方が良い。地球に接近中の2Pのよう。
仕事の10分の休憩時間を利用してやっと見ることができた。C/2025 A6と比べると暗く、5cm双眼鏡ですんなりとはいかないが、一度見つけると見やすい。C/2025 A6よりもコマが大きく集光は弱い。尾がごくかすかにある気もするが??光度は5.9等星と6.3等星の中間ぐらい。もっとじっくりと見たかった。
(追記)勤め先は山間部に近いため、自宅(川越市内)よりも2等級ほど暗い星まで見えます。








