C/2020 S3 (Erasmus) エラスムス彗星

観測記録一覧

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  • 13.83UT m1=8.0, DC=5, dia=4.5' (20.3cmシュミットカセグレン 36倍)

2週間でまったく姿が変わってしまった。20cm62倍でよく集光した輝く姿。明るい。M3アトラスよりも明るく見える。2P/エンケ彗星の2態を連想した。317倍で12等以下の微星状核があるよう(シーイングが悪い)。光度は7.5等星よりやや暗く8.1等星に近い。尾が伸びるようにも見えるが気のせいか。

(追記)エンケ彗星は、日心距離が遠い時(地球軌道付近にある時)は拡散していますが、太陽に近づくと集光の強い、よく輝く姿に変貌します。

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  • 21.84UT m1=6.9, DC=5-6, dia=5' (20.3cmシュミットカセグレン 36倍)

木の枝の間から見なければならないほどの低空。次第に見やすくはなったが、薄明が始まっていた。先週より明らかに輝きを増し明るくなっている。近くの6.2等星よりは暗いが6.9等星・7.2等星・8.1等星よりも明るい。かなり集光度も高い。尾はわからず。

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  • 30.85UT m1=6.2:, DC=6-7, dia=4' (11.0cmマクストフカゼグレン 40倍)

透明度が最良ではなかったので、あまり期待していなかったが、金星からたどってすぐに探し出せた。かなり明るく視野に唯一見えている7.1等星(7.3HK)より0.5~1.0等明るい。非常に集光が強いがコマは小さい。尾は薄明のためか、わからず。

(追記)7.3等の比較星との高度差による大気減光(0.08等)を考慮し、7.3等星(見かけで7.2等級)より1.0等級明るい約6.2等と見積もりました。