2010年4月末に、近日点q=1.42auを通過した彗星で、5月中旬には天の北極を通過しました。最大でも8等級程度に増光しましたが、地味な彗星であまり印象には残っていません。

私が観測したのは2010年の2月から近日点後の5月まで。その後も明るい状態が続いていましたが、太陽の北に接近し、また天候の悪い時期と重なったため6月以降は観測できませんでした。6個の観測から得られた光度式はm1 = 4.5+5logΔ+21 log rでしたが、他の観測者の情報ではそこまでlog rの係数は大きくないようです。グラフ中、薄い青丸はCOBSによるものです。

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