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  • 2004 Apr. 24.80UT m1=4.0: , DC=7 , dia=2' tail=10' (8.0R11 x23)

C/2002 T7(LINEAR)よりさらにコマが小さく集光が強い。しかし尾がはっきりしている。彗星としてはこちらの方が見応えがある。双眼鏡(5センチ7倍)でもわかる。

(2015-12-23追記)春先に太陽に0.16auまで接近した彗星です。肉眼等級まで明るくなり、小望遠鏡でも明瞭にわかる尾が鮮烈な記憶として残っています。しかしながら、天候の悪い時期でもあり、しかも太陽にごく近く(この観測の太陽離角はわずか20°)、これが唯一の観測となってしまいました。そして、この彗星はブラッドフィールド氏最後の彗星発見となりました。

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2004年4月25日4時5分(TZ=+9)の小数表記:24.79514UT = 24.79589TT (ΔT=64.6s)
r=0.341au Δ=0.929au
α=1h04.2m δ=+25°18'(2000.0)
α=1h04.4m δ=+25°20'(視位置)
高度 alt=9.1°(大気差を補正した見かけ高度=約9.2°)/方位角 A=65.2°(東北東)
太陽離角 Elong=19.8°
位相角 β=93.0°
太陽の方向角 =124.9° 太陽の反対方向(尾の方向)=304.9°(2000.0)
天文薄明始=25日3時24分 太陽高度 alt=-10.6°
天頂方向角 V=-54.4°(北から東回り) / V+180=125.6°(天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます)
※月は地平線下。月齢☽=5.24 月離角 Elong= 68°(地心) 月高度 alt=-26.3°
軌道の元期:20040425 (観測日は元期から-0.2日経過)

絶対等級M1 = 4.2等(1auからの光度)
2'のコマ実直径 = 8.1万km(月軌道円の0.1倍)
10'の尾の実長 = 0.00271au (40万km)
参考:彗星の位置における1秒角の大きさ=674km

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