最近ではすっかり珍しくなった、眼視観測による発見です。微光だった周期彗星がアウトバーストを起こしたところを発見されたようです。仮符号は当初のC/2010 V1から、周期彗星であることがわかったのでP/2010 V1に切り替わりました。発見事情も興味深かったので、Wikipediaにもこの彗星の項目を作成してまとめてみました。

ネットの発見情報のおかげで、発見の公表からわずか1日後に見ることが出来ました。集光のある姿でしたが、すぐに拡散してしまいました。私の3個の観測からは、標準等級はH20=3.2が得られました

次回近日点通過は2016年3月で好条件の回帰となるはずでしたが、一向に検出されず、このまま行方不明になるかとも思いましたが、2016年1月になってようやく20等級で検出されたとの朗報が入りました。仮符号はP/2015 Y2。しかも分裂核も多数観測され、332Pの周期彗星番号が割り振られました。

(2014-11-24記。2016-03-02修正)

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