C/2012 K5 (LINEAR) リニア彗星

まとめ

2012年12月に初めて見た時は、北天で、いきなり9等級の明るい彗星として観ることが出来た。しかも9等星でちっちゃいのに尾がはっきり見えて、形の上でも面白い彗星であった。12月末に地球に接近するため、多少期待はしたのだが、実際には拡散する一方で、1月には急速に拡散してしかも南下したので見えなくなってしまった。

名前はみんな同じで記憶に残りにくいが、「K5彗星」として覚えてる。

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観測記録一覧

小さいが、非常によく集光しており明るい。恒星と重なっていると思ったほど。一見して尾がわかる。

2012K5_001.pngm1=9.3 , DC=7 , dia=1.0' ,tail=3'/310deg.  (20.3T10 x62)

わずかに集光が弱まり、減光したような気がするが明るいことに変わりはない。尾がはっきりしている。

2012K5_002.png m1=9.7 , DC=1.2' , dia=1.2', tail=3'/310°  (20.3T10 x62)

月明が非常に強いが、それに負けない姿。集光は以前よりは弱くコマが大きくなり、まったく違う彗星のような印象。核は明瞭。

2012K5_003.png m1=8.2 , DC=4-5 , dia=3'  (20.3T10 x62)

かなり拡散が進んできたが、月がなくなって尾の痕跡がわかる。コマは大きく、中心核は恒星状。

2012K5_004.png m1=9.0 , DC=4 , dia=3' ,tail=7'/50° (20.3T10 x )

月明や光害の影響もあろうが、一気に減光した。11等星にごく近く、測光しにくいが、それよりも暗い印象。小さく集光はある。

2012K5_005.png m1=11.2 , DC=5-4 , dia=1'  (20.3T10 x100)