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29.49UT m1=9.3, DC=5, dia=2.0' (20.3cmSCT 62x)

梅雨入り宣言直後だったが、わずかな晴れ間が北天に見えたので、急遽観測。天の北極近くで時間が惜しかったのでアライメントもせずに北極星から直接導入した。3日前は満月光で見えなかったが、今日はなんとか淡い姿を捕らえた。目が慣れれば見やすい。100倍以上で、恒星状の核と、意外と集光しているのがわかる。光度は9.2~9.3等だが、近傍の12.3等星との合成等級なので、その影響を除くと+0.06等級となる。目的の第一だったアンチテイルは見えず。あるような気がしないでもないが。逆にふつうの尾の痕跡がある?

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C/2011 L4 (PanSTARRS)
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
   2011L4  2013 05 29.49 xB  9.3 HV 20.3T10  62   2.0 s5            ICQ XX AIKxx

2013年5月29日20時45分(TZ=+9)の小数表記:29.48958UT = 29.49038TT (ΔT=68.2s)
r=1.796au Δ=1.820au
α=18h35.2m δ=+85°11'(2000.0)
α=18h32.4m δ=+85°11'(視位置)
高度 alt=37.0°/方位角 A=5.8°(北)
太陽離角 Elong=72.4°
位相角 β=32.6°
太陽の方向角 =31.6° 太陽の反対方向(尾の方向)=211.6°(2000.0)
天文薄明終=29日20時37分 太陽高度 alt=-19.1°
天頂方向角 V=-101.3°(北から東回り) / V+180=78.7°(天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます)
※月は地平線下。月齢☽=19.47 月離角 Elong= 99°(地心) 月高度 alt=-21.0°
軌道の元期:20150410 (観測日は元期から-680.5日経過)

絶対等級M1 = 8.0等(1auからの光度)
2.0'のコマ実直径 = 15.8万km(月軌道円の0.2倍)
参考:彗星の位置における1秒角の大きさ=1320km

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