73P-C/シュワスマン・ワハマン第3彗星C核

観測記録一覧

stnB_73P-C_2006-03-04.80_01.jpg

sw800_73P-C_2006-03-04.80_01.jpg

2006A1の前に観測。10等星のごく近傍にかすかな光斑がある。100倍ではかなりきついが、133、200倍と上げると見やすくなる。比較的集光があり、変形?

5日4時10分=4.80UTに12.1等、dia=0.5'、DC=5

stnB_73P-C_2006-03-19.82_02.jpg

かなり強烈な月明かりがあり、単にチェックのために望遠鏡を向けたつもりだったが、意外にもあっさり見えてしまった。小さくよく集光している。光度は12.0等前後と測定したが、感覚的にはもっと明るい。

3月20日4時40分=19.82UT 11.9等 コマ直径=1.0' 集光度=5(20cm 100倍)

sw800_73P-C_2006-03-19.82_02.jpg

stnB_73P-C_2006-03-29.79_03.jpg

月が去って見違えるほど明るくなった。集光の強い姿のまま明るくなっている。目を逸らすと上方に向かってコマが拡散しており、これが尾のようだ。

sw800_73P-C_2006-03-29.79_03.jpg

stnB_73P-C_2006-03-31.70_04.jpg

倍率的には100倍の方が見やすいが、後々(彗星が成長して)低倍率でスケッチした時に比較しやすいように、62倍でスケッチを取ってみた。

62倍でも尾がはっきりしている。中心核は星状で、206倍でも星状は崩れない。かなりの集光。光度は2日前と比べて大きく上がっているとはいえない。

sw800_73P-C_2006-03-31.70_04.jpg

stnB_73P-C_2006-04-03.63_05.jpg

B核を見たあとだったが、意外な暗さに逆に驚いた。それだけB核が明るかったということか。しかし、B核よりコマは大きく、尾も明瞭。集光は弱いとはいえ、彗星としては高い。

sw800_73P-C_2006-04-03.63_05.jpg

stnB_73P-C_2006-04-21.73_08.png

実に美しい眺め!コマの輝きがすごく、細長い形をしている。尾はすっと伸びている。双眼鏡では光斑として見えるが、尾の存在はわかる。光度は7等台でもおかしくない。

sw800_73P-C_2006-04-21.73_08.jpg

stnB_73P-C_2006-04-25.69_09.png

双眼鏡5センチ7倍(スケッチなし)では、1時30分に7.2等、DC=4、尾(コマ)=10'と観測。前回より見やすい。

(20センチ、62倍)スケッチは62倍・天頂プリズム使用(反転を補正済み)による。中心の輝きが素晴らしい。星状の核が見え、尾もよく伸びている。

sw800_73P-C_2006-04-25.69_09.jpg