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08.46UT m1=7.0, DC=-, dia=9' (8.0cm屈折 46x)

目をこらすとかなり尾がわかる。核は意外に明るく鋭い中心部を見つけるのに苦労した(内部コマがかなり明るい)。コマの構造はOr.6(151倍)でも、わかるようでわからない。が、太陽の反対に尾の根があり、太陽側にジェットが見えたようだ、外部コマはかなり広がっている。(Liller~c星間の半分ぐらい)。光度は略図のBの星の合成等級くらい(少し彗星が明るい)。尾の一番濃いところは、外部コマの半径と同じ大きさ。その先にごく淡い尾。


(双眼鏡スケッチ)

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08.48UT m1=7.2, DC=-, dia=5' (5.0cmB 7x)

コマは小さい。核ははっきりしたものはわからないが、明るい。尾は小さいものが少し出て(濃い)その後ろに淡いものがある。尾は見にくいが、根元の方はよく分かる。Halleyの縮小版といったようだ。

1988年5月8日20時1分(TZ=+9)の小数表記:08.45903UT = 08.45968TT (ΔT=56.0s)
r=1.094au Δ=1.221au
α=4h29.8m δ=+73°49'(2000.0)
α=4h28.4m δ=+73°48'(視位置)
高度 alt=30.6°/方位角 A=341.7°(北北西)
太陽離角 Elong=57.8°
位相角 β=51.3°
太陽の方向角 =204.6° 太陽の反対方向(尾の方向)=24.6°(2000.0)
天文薄明終=8日20時13分 太陽高度 alt=-16.0°
天頂方向角 V=65.8°(北から東回り) / V+180=245.8°(天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます)
※月は地平線下。月齢☽=21.96 月離角 Elong= 117°(地心) 月高度 alt=-54.0°
軌道の元期:19880320 (観測日は元期から49.5日経過)

絶対等級M1 = 6.6等(1auからの光度)
9'のコマ実直径 = 47.8万km(月軌道円の0.6倍)
30'の尾の実長 = 0.01374au (206万km)
参考:彗星の位置における1秒角の大きさ=885km

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