2015V2_001-editPosi.jpg

  • 03.81UT m1=13.3:, DC=5, dia=0.5' (20.3cmSCT 206x)

透明度は良いがシンチレーションはひどい。微星がすべてぼける。11等と13等の微星からなる重星のそばに彗星がかろうじてわかる。集光が強くごく小さい。わずかに拡散。光度は微星(13.4等)とほぼ同じ。ただ、拡散しているぶん見にくい。ごく淡いためやや自信がない。

(補足)2017年の夏に7等級まで明るくなることが期待されている彗星です。1ヶ月前の10月7日朝にはまったくわからず、この日は今季最良の透明度のもとでの「初」観測となりました。彗星は20センチでは非常にかすかで、100倍~206倍で凝視してかろうじて存在がわかる程度でした。時折明瞭に集光のある姿がわかりましたが、すでに見ている写真等のイメージによる錯覚の可能性も捨てきれないので、光度観測の各所への報告は(現時点では)行わないつもりです。

2015V2_001.jpg

C/2015 V2 (Johnson)
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
   2015V2  2016 11 03.81 x  13.3:U4 20.3T10 206   0.5  5                   AIKxx

2016年11月4日4時30分(TZ=+9)の小数表記:03.81250UT = 03.81330TT (ΔT=68.4s)
r=3.190au Δ=3.425au
α=12h26.3m δ=+46°04'(2000.0)
α=12h27.1m δ=+45°59'(視位置)
高度 alt=37.0°/方位角 A=55.6°(北東)
太陽離角 Elong=68.1°
位相角 β=16.8°
太陽の方向角 =145.9° 太陽の反対方向(尾の方向)=325.9°(2000.0)
天文薄明始=4日4時40分 太陽高度 alt=-20.1°
天頂方向角 V=-73.9°(北から東回り) / V+180=106.1°(天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます)
※月は地平線下。月齢☽=4.08 月離角 Elong= 96°(地心) 月高度 alt=-58.8°
軌道の元期:20161104 (観測日は元期から-0.2日経過)

絶対等級M1 = 10.6等(1auからの光度)
0.5'のコマ実直径 = 7.5万km(月軌道円の0.1倍)
参考:彗星の位置における1秒角の大きさ=2484km

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