導入に手間取って薄明を30分過ぎていた。11cm40倍ですぐにはわからないが、6等星のそばに強い集光の彗星が視野に入った。次第に目が慣れたのか、高度が上がったのか、強い輝きが目立ってきた。6.7等星よりはやや明るいが、5.2等星よりは暗い。
(追記)南半球で、肉眼彗星として話題に上っていたスワン彗星です。一時的な増光ののち、減光に転じましたが、5月14日現在、5~6等台を保っています。
C/2020 F8 (SWAN) IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx 2020F8 2020 05 13.77 &M 6.2:HV 11.0M 9 40 5 5 ICQ XX AIKxx
2020年5月14日3時30分(TZ=+9)の小数表記:13.77083UT = 13.77164TT (ΔT=70s)
r=0.555au Δ=0.560au
t - T = -13.5days(近日点通過まであと13.5日)
α=1h38.1m δ=+21°42'(2000.0)
α=1h39.2m δ=+21°48'(視位置)
高度 alt=8.1°(大気差を補正した見かけ高度=約8.2°)/方位角 A=68.9°(東北東)
太陽離角 Elong◉=24.8°
位相角 β=130.1°
太陽の方向角 =92.5° 太陽の反対方向(尾の方向)=272.5°(2000.0)
天文薄明始=14日2時57分 太陽高度 alt◉=-12.7°
天頂方向角 V=-54.4°(北から東回り) / V+180=125.6°(天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます)
月齢☽=20.67 月離角 Elong☽= 78°(地心) 月高度 alt☽=27.7°
軌道の元期:20200503 (観測日は元期から10.8日経過)
絶対等級M1 = 7.5等(1auからの光度)
5'のコマ実直径 = 12.2万km(月軌道円の0.2倍)
参考:彗星の位置における1秒角の大きさ=406km