周期彗星番号の大きさでもわかるように、比較的最近発見された周期彗星で、1998年発見、2005年回帰らしい。本来15等級ぐらいだった彗星が、3回目の回帰にしてバースト、分裂してしまったようだ。9月半ば頃から増光を始め、近日点通過の10月1日頃には9~8等級で観測。この辺の光度曲線を見るに、もうちょっと早く見ておけば良かったと若干後悔してる。でも、新しい周期彗星がこれだけの明るさで見えることはめったにない。小さくよく集光した姿が印象的であったが、よくあるバースト彗星の例に漏れず、1ヶ月でしぼんでしまった。

もう二度と見ることはないかもしれないが、73Pみたいに表面がもろくなって次回帰もがんばってくれたらなぁと思う。

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