「1987p」初観測 - 19P/Borrelly ボレリー彗星

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  • 16.53UT m1=9.5, DC=-, dia=7' (8.0cm屈折 46x)

今回は1987p初観測となる。1987pは、1986l(C/1986 P1=ウィルソン彗星)ぐらいに暗いものと考えていたが、実際にはあっけなく見つけてしまった。1987s(C/1987 P1=ブラッドフィールド彗星)には及ばないが、核もあるし、コマもしっかりしている(意外に大きい)。光度が9.5等級だったのにもまた驚いたが。明るく見えたのには、・高度が高かった・公害の類が少なかった・彗星自体が明るい、があげられる。太陽と反対方向に尾らしいものがあったようだが、確実ではない。

彗星の中核にはかなりムラがあるように思えた。明るさは右(東)の星と同じくらい。

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1987年12月16日21時40分(TZ=+9)の小数表記:16.52778UT = 16.52843TT (ΔT=55.8s)
r=1.357au Δ=0.496au
α=2h26.2m δ=+2°38'(2000.0)
α=2h25.6m δ=+2°35'(視位置)
高度 alt=52.8°/方位角 A=210.1°(南南西)
太陽離角 Elong=130.0°
位相角 β=33.8°
太陽の方向角 =241.4° 太陽の反対方向(尾の方向)=61.4°(2000.0)
天文薄明終=16日18時01分 太陽高度 alt=-61.6°
天頂方向角 V=24.0°(北から東回り) / V+180=204.0°(天頂が下の画像は、この数値を反時計回転で北を上にできます)
※月は地平線下。月齢☽=25.25 月離角 Elong= 165°(地心) 月高度 alt=-56.2°
軌道の元期:19871231 (観測日は元期から-14.5日経過)

絶対等級M1 = 11.0等(1auからの光度)
7'のコマ実直径 = 15.1万km(月軌道円の0.2倍)
参考:彗星の位置における1秒角の大きさ=360km

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