H-2Aロケットの打ち上げを見る。

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今日、2月17日17時45分に種子島からX線観測衛星アストロH(「ひとみ」と命名)を搭載したH-2Aロケット30号機が打ち上げられました。残念ながらロケット打ち上げの瞬間を見たことはありませんが、打ち上がったロケットを自宅(埼玉)から見ることなら出来るのではないか、とかねがね思っていました。

今回の打ち上げは、幸い日没後で、もしかしたら暗くなった空をバックに小さい光点が見えるのではないか?という淡い期待を抱いて(ふだんならネット中継の画面を見入るのですが)、南西の低い空を双眼鏡を振り回しました。

すると、打ち上げから3~4分後、オレンジ色の空をバックにいきなり淡い彗星状の物体が見えるではありませんか!かつて白昼に見えたC/2006 P1マクノート彗星を彷彿とさせる姿です。全光度0~1等、尾の長さ1度、高度は10度ほどで、次第に鉄塔の向こう側を横切って行きました。すると、次第に彗星の尾は変形し二股に分かれ、核も増光していきます。

P1190805a.jpg(17時50分。鉄塔の右に小さく尾を引いて見えます。レンズのゴミがひどいので一部画像修正)

最初は双眼鏡で追っかけていましたが、肉眼でも見えるようになってきました。核光度では0等、全光度マイナス1~2等、コマ直径1度以上まで大きくなっていきました。コマはみるみるうちに変形し、分離したロケットの破片(何段だかわからない)もわかります。

P1190810a.jpg(17時51分。肉眼でもわかります。一部ゴミを画像修正)

P1190812a.jpg(17時51分。こちらも一部画像修正)

最終的には高度30度ほどに達し、オリオン座の南を移動しつつ、1等級ほどまで減光して視界から去っていきました。双眼鏡で見ると、雲を伴う1等級の「主核」の前方3度ほどを同じ速度で移動する2等級ほどの光点もわかりました。こちらの方がアストロH(もしくは別の衛星か切り離されたロケット)だったのかもしれません。

関東よりも南では、夜光雲も見られたようですが、残念ながら私は気づきませんでした。

・・・と、ここまで書いてこの記事をアップするつもりでしたが、この記事を書いている最中に19時半を過ぎました。GoogleSatTrackによると、アストロHが1周してくるはずなので、もしかしたら見れるかもしれないと、やはり淡い期待を抱いて双眼鏡でさがしました。

すると、19時32分、いきなり満月大の円形のコマを発見。全光度でマイナス2等以上、核光度1等はあったでしょうか。突然の回帰にあわててカメラを準備するも、わずかに目を離している隙に一気に拡大・拡散してしまいました。

拡散しきった、直径2~3度の淡い楕円の雲が空に浮かぶ中、もうダメかと思っていると、鉄塔の上で1~2分後に再び急増光!同じような明るさ・大きさに達しましたが、やはりまた10秒程度で一気に拡散してしまいました。

3度目の増光を期待しましたが見ることは出来ず、衛星は去って行ってしまいました。残念ながら写真は撮れませんでした。こちらは、17P/ホームズ彗星を彷彿とさせる姿でした。

21時頃に今度は2周して戻ってくるはずですが、だいぶ南に下がってしまうようなので、諦めて記事を上げることにします。

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