2011-01-14小惑星(619)TribergaによるTYC 0047-01117-1(11.8等)の食(不確実な減光)

(※2014年11月14日記載。この記事の投稿日は観測日に合わせています)

当時の報告文より抜粋。

今夜の(619)TribergaによるTYC 0047-01117-1(11.8等)の食を観測しました。
対象星が微光で観測条件が良くなかったため、
眼視で最高倍率にして辛うじて監視できる明るさでしかなく、
不成立と言わざるを得ない観測となってしまいました。

ただ、また不正確な観測で心苦しいのですが、減光自体は観測しました。
1度目は短時間、2度目の減光開始時刻は不明です。
観測中に見られたシンチレーションによる光度の揺らぎよりは大きく感じました。
しかし、観測後に薄雲が広がっていることに気づいたため、その可能性が大きいと思います。
(減光直後は、(1584)Fujiの時よりは確実だと思ったのですが!
http://uchukan.satsumasendai.jp/asteroid/1101triber.html
予報文中の6.5等星が存在しないという情報は大変助かりました。
確かに先日の(212)Medeaの時も、星図上の明るい二重星が存在していなかったため、探すのに苦労しました。

観測地
    埼玉県坂戸市内
観測開始と観測終了の時刻
    2011年1月14日22時02分00秒~22時05分00秒(JST)
減光観測の有無
  不明。減光はシンチレーション、もしくは薄雲によると思われる。
減光時刻
 (1回目)
  減光開始 22時03分12.8秒
  減光終了 22時03分13.6秒
 (2回目)
  減光開始 不明(光度が戻ったと思った直後に対象星が行方不明になっていた)
  減光終了 22時03分18.7秒(継続時間は2~3秒程度)
  すべて反応差0.6秒を補正済み
時刻保持の方法
    ・ストップウォッチと固定電話の117時報による。
観測方法・機材
    ミード製 LX90-20 (20.3cm f10シュミットカセグレン経緯台・自動追尾)
    +SP6.4mm(317倍)による眼視観測。
天候・観測条件
    雲量0→7。透明度3/5。月明の影響。
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