2008-01-20小惑星(526)JenaによるTYC 1341-02470-1(8.4等星)の食(減光)

(※2014年11月13日記載。この記事の投稿日は観測日に合わせています)

当時の報告文より抜粋。

今夜の小惑星(526)Jenaによる8等星の食は、減光を観測できました。

目的星は充分な明るさがあり、透明度もそこそこだったため、
まぶしい月明かりはまったく障害にならず落ち着いて観測できました。
予報時刻の3分前から携帯で117につないで聞いていましたが、
1分前に電話が切れたので少し焦ってしまいました。
電話をつなぎ直したため、その間は欠測になってしまいました(衛星による食がないことを祈るばかりです)。
予報時刻と思っていた35分50秒を過ぎ、36分のアナウンスを聞いても減光せず一瞬諦めかけましたが、その瞬間に星が消えました。
減光、複光はいずれも刃物ですぱっと切ったように瞬間的で、気持ちよいものでした。
減光時間は予想していたよりも長く感じました。

小惑星(526)JenaによるTYC 1341-02470-1(8.4等星)の食の観測

観測者名
  相川礼仁 Aikawa,Reijin
観測地と、観測地の経緯度と標高,測地系
    埼玉県坂戸市内
    東経139o 27' 02"、北緯35o 56' 45"、高度21m [日本測地系=国土地理院1/25000地形図より]
    東経139o 26' 50.4"、北緯35o 56' 56.5"、高度21m [世界測地系=上記日本測地系より算出] 
観測開始と観測終了の時刻
    2008年1月20日0時33分 - 0時37分(JST)
  ただし、0時34分40秒から35分10秒まで欠測。
減光観測の有無
    確実な減光があった(5/5)
減光時刻
    減光開始 0時36分01.3秒(反応差0.45秒考慮済み。誤差0.3秒)
    減光終了 0時36分06.4秒(反応差0.35秒考慮済み。誤差0.3秒)
    継続時間 5.1秒

時刻保持の方法
    ・ストップウォッチと固定電話の117時報による。
観測方法・機材
    ミード製 LX90-20 (20.3cm f10シュミットカセグレン経緯台・自動追尾)
    +PL32mmアイピース(62倍)+天頂プリズムによる眼視観測
天候・観測条件
    雲量1。透明度4/5。
2008/01/20 1:46
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