このサイトについて。

2006年開設、2013年5月再建。自分が見た天文現象(主に眼視&スケッチ)をただひたすらあげていく感じで。彗星とか、小惑星による恒星食とかに興味があるようです。昔のスケッチあげたり懐古趣味にも浸りたいかと。更新情報は@akwr2でも。

  • 彗星アーカイヴ中の「投稿日」は、観測日時です(突然、数十年前の日付の記事がアップされることがあります)。
  • 星雲星団スケッチの「投稿日」は観測日時ではありません(文字通り記事作成日です)。

0029P_020-editPosi-20-0.7-225.jpg

  • 0029P_020.jpg
  • 30.83UT m1=11.4, DC=4-5, dia=2.0' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

星図の日付を間違ったため見つけられなかったが、位置を調べ直して一度見えてしまうと、大きいコマがよくわかる。拡散しているが集光はある。20cm62倍でもわかる。光度は11.15~11.38等星と同じかわずかに暗い。11.76等星よりは明るい。

(補足)2024年11月初めにバーストを起こしたあと、11月下旬に再バーストを起こしたようです。私にとっては2011年以来3年ぶりの観測。

2023A3_011-editPosi-30-0.7-225.jpg

  • 2023A3_011.jpg
  • 30.40UT m1=8.8, DC=5-6, dia=2.0', tail=? (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

3週間ぶり。減光を覚悟していたが意外と見やすい。20cm36倍でもよく集光した姿がわかる。100倍では輝きもわかる。尾はかすかで存在のみ。光度は8.7~8.9等星とほぼ同じ。9.3等星より明るい。

2023A3_010-editPosi-20-0.7-220.jpg

  • 2023A3_010.jpg
  • 09.40UT m1=7.9, DC=5-6, dia=2', tail=10' (20.3cmシュミットカセグレン 36倍)

20cm36倍でコマ・核のみがわかるが、62倍では尾が見える。バックの明るさで尾が消えてしまう。まだ集光は強く62~100倍では輝くように見える。尾はうすく伸びている。光度は隣の7.9等星で見積もりにくいが、それとほぼ等光かやや明るい。

2023A3_009-editPosi-30-0.7-230.jpg

  • 2023A3_009.jpg
  • 04.41UT m1=6.7, DC=5, dia=3', tail=15' (20.3cmシュミットカセグレン 36倍)

昨日は5cm双眼鏡で尾までよくわかったが、自宅からでは尾はおろか、存在すらかろうじて分かるほど淡い。20cm36倍で輝くほどではないが、よく集光したコマと淡くうっすら伸びる尾がわかる。62~100倍で核が輝きをもってくるが167倍では衰えてしまう。尾はごく淡いが長くのびている。光度は近くの6.7~8等星と同じ。

2023A3_008-editPosi-35-0.8.jpg

  • 2023A3_008.jpg
  • 03.39UT m1=6.5, DC=5, dia=6', tail=1.3° (5.0cm双眼鏡 7倍)

(5cm7倍双眼鏡)だいぶ暗くなってひと目では見つからないが、一度見えると淡く長い尾がわかる。30分角程度は見やすく、目をそらすと1度以上は伸びているのがわかる。コマの集光、輝きは強くない。光度は隣の5等星よりは暗いが、まだ付近の6.4等星などとほぼ等光。視野内を人工衛星がひっきりなしに通る。常に1個以上見えているような状態だった。

小川町まで来て見たが、はくちょう座の天の川がほんのりわかる程度。それでも自宅よりは2等級暗い星が見える。

2023A3_007-editPosi-30-0.7.jpg

  • 2023A3_007.jpg
  • 20.42UT m1=4.2, DC=8, dia=5', tail=2° (5.0cm双眼鏡 7倍)

ベランダからでは1度くらいの尾しかわからなかったが、外に出るともう少し淡くのびているのがわかる。コマは小さく鋭い。核は5等星なみ。光度は下のσSer(4.8等、大気減光で4.6等相当)よりやや明るく、隣のλOph(3.8等)より僅かに暗い。

2023A3_006-editPosi-25-0.7.jpg

  • 2023A3_006.jpg
  • 20.40UT m1=4.4, DC=7, dia=2', tail=1.2° (20.3cmシュミットカセグレン 36倍)

1週間で光度は下がったが、高度が上がった分輝きは、全く衰えない。20cm36倍で隣の4等星λOphにも負けない。鋭く輝く核から柔らかい光芒がすっと下方にのびている。尾の中に線がありそうだが構造はほとんどわからない。視野の端まで淡いながらも続いている。高倍率で核近傍のスケッチをしたかったがこちらのほうが見事だったので予定を変えた。終始雲が通過して、観測時間の3分の1も見えないかった。

2023A3_005-editPosi-0.65-25.jpg

  • 2023A3_005.jpg
  • 13.38UT m1=1.5:, DC=7, dia=5', tail=3° (5.0cm双眼鏡 7倍)

ベランダで17:00過ぎから探し始め、17:38(彗星11.5°、太陽-6.6°)に5cm7倍双眼鏡で確認。尾がよく分かる。20cm36倍では核の輝きがすばらしい。コマの大きさもわかる。18:00に木陰に隠れたので、外に出てさらに観測継続。空が暗くなり、無数に張られた電線の向こう側に、双眼鏡の視野の半分ちかくまで、尾が伸びているのがわかる。わずかに左(南)にカーブ。コマの大きさもわかる。18:18に屋根の向こうに沈んでも尾がわかった。光度はアンタレスより暗く、δSco(2.29等)よりやや暗い程度(大気減光差1.08等→1.5等と見積もり)。肉眼では存在がわかる程度。明け方のときよりは明るい。

IMG_1048.jpg

(追記)ベランダで、20cm望遠鏡36倍に携帯を当てて撮影。17:56。iPhone SE2では彗星はよく写りません。