このサイトについて。

2006年開設、2013年5月再建。自分が見た天文現象(主に眼視&スケッチ)をただひたすらあげていく感じで。彗星とか、小惑星による恒星食とかに興味があるようです。昔のスケッチあげたり懐古趣味にも浸りたいかと。更新情報は@akwr2でも。

  • 彗星アーカイヴ中の「投稿日」は、観測日時です(突然、数十年前の日付の記事がアップされることがあります)。
  • 星雲星団スケッチの「投稿日」は観測日時ではありません(文字通り記事作成日です)。

2023A3_005-editPosi-0.65-25.jpg

  • 2023A3_005.jpg
  • 13.38UT m1=1.5:, DC=7, dia=5', tail=3° (5.0cm双眼鏡 7倍)

ベランダで17:00過ぎから探し始め、17:38(彗星11.5°、太陽-6.6°)に5cm7倍双眼鏡で確認。尾がよく分かる。20cm36倍では核の輝きがすばらしい。コマの大きさもわかる。18:00に木陰に隠れたので、外に出てさらに観測継続。空が暗くなり、無数に張られた電線の向こう側に、双眼鏡の視野の半分ちかくまで、尾が伸びているのがわかる。わずかに左(南)にカーブ。コマの大きさもわかる。18:18に屋根の向こうに沈んでも尾がわかった。光度はアンタレスより暗く、δSco(2.29等)よりやや暗い程度(大気減光差1.08等→1.5等と見積もり)。肉眼では存在がわかる程度。明け方のときよりは明るい。

IMG_1048.jpg

(追記)ベランダで、20cm望遠鏡36倍に携帯を当てて撮影。17:56。iPhone SE2では彗星はよく写りません。

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  • 2023A3_004.jpg
  • 01.83UT m1=-, DC=7, dia=2', tail=20' (11.0cmマクストフカゼグレン 40倍)
  • 01.83UT m1=2.0:, DC=8, dia=2', tail=15' (5.0cm双眼鏡 7倍)

昨日に続いての観測。今日は雲が少なく安心して見れる。5cm双眼鏡であまり明るくなっている感じはしない。むしろ、やや減光した?βLeoより1等程度暗い。11cmではコマというよりほとんど核がオレンジ色によく輝いている。1'程度しかなさそう。円形の核から流線形の輪郭の尾が薄っすらと伸びていて見事。尾自体は5cm双眼鏡の方がよく見える。

IMG_0995.jpg IMG_0996.jpg 5時00分ごろ撮影。

(追記)望遠鏡のアイピースに携帯を押し当てて撮影。これでも核のオレンジ色や尾がわかります。

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  • 2023A3_003.jpg
  • 30.83UT m1=2.0:, DC=8, dia=2', tail=15' (5.0cm双眼鏡 7倍)

ほぼ曇り空だったが、月が見えたので諦めず5cm双眼鏡で探し続けたところ、4時40分ごろ(高度2.8°、太陽高度-12.6°)に雲間から一瞬尾を伸ばした小さい彗星の姿が!ほんの数十秒で見えなくなった。その後もしばらく雲を眺め10分以上経って、諦めて帰ろうかと思った頃に、雲の上から再び小さく輝く彗星が見えた。その後はずっと見え続け、βLeoよりやや暗く見えた。月の下の星(σLeo 4.0等)よりは明るい。尾は月より短く、コマは月の輝面幅以下?

IMG_0976.jpg 10月2日5時00分撮影(写っていません)

(追記)手持ちの携帯でも撮影しましたが、4年前のiPhone SEでは非力なのか、彗星は写りませんでした。ゴルフ練習場のフェンスの左端の上辺り(画面中央やや右下)にあるはずなのですが。

0013P-2024_004-editPosi-gimp-25-0.7.jpg

  • 0013P-2024_004.jpg
  • 25.44UT m1=7.6, DC=4-5, dia=4' (11.0cmマクストフカゼグレン 50倍)

透明度が良好で早い時間から見れたが、途中雲にジャマされた。依然として明るさは保っているが、やや集光が落ちた気がする。尾はあるかどうか。同視野にあるM64はわからず(画像の✕付近)。光度は7.0等星~7.2等星よりやや暗い。7.5等星とほぼ同じかわずかに暗い。

0013P-2024_003-editPosi-gimp-25-0.7.jpg

  • 0013P-2024_003.jpg
  • 11.47UT m1=7.5, DC=5, dia=4' (11.0cmマクストフカゼグレン 31倍/スケッチ40倍)

久しぶりの晴天と巡り会えた。薄明終了前に間に合ったが高度は低くなってしまった。コマはそばの星の1/2程度まではある。透明度のためか、尾はよくわからない。下方に拡がっているような気もする。光度はそばの星(HY UMa=7.32~7.43等)とほぼ同じかわずかに暗い。

0013P-2024_002-editPosi-25-0.7.jpg

  • 0013P-2024_002.jpg
  • 21.47UT m1=7.3, DC=5, dia=4' (11.0cmマクストフカゼグレン 40倍)

やっと明瞭に見ることができた(前回は雲間からかすかに見えただけ)。透明度はかなり悪い。11cm40倍で集光の強い小さな光斑として見える。核は輝くように見えるが、86倍ではごく小さい核が見え、やや薄れる。20時30分近くになるとかすかになり、見づらくなってしまった。高度が下がってしまい、薄明終了まで待つと遅くなってしまうようだ。

2023A3_002-editPosi-25-0.8.jpg

  • 2023A3_002.jpg
  • 03.61UT m1=10.0, DC=5, dia=2.0' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

透明度は悪かったが、とりあえず向けてみた。20cm62倍で小さいが明瞭にわかる。先月より明らかに増光しているようだ。100倍だと中心の輝きもわかる。光度は9等台はありそうだが、9.8等星よりやや暗めと見積もり。

2023A3_001-editPosi-30-0.8.jpg

  • 2023A3_001.jpg
  • 09.70UT m1=10.3, DC=5, dia=1.5' (20.3cmシュミットカセグレン 62倍)

20cm62倍で人目でわかるほど明るい。小さくよく集光していて見やすい。62倍では11等程度の核があるように見えるが、167倍ではシーイングで潰れているためか核はわからない。光度は10.0等星より暗い。別の10.0等星、10.48等星と同じ。