2019年1月6日の部分日食

年明け早々の日食です。最近の天文界は46P/ウィルタネン彗星で盛り上がり、連日の晴天続きでしたが、そんな中での突然の朝日食。寝坊が心配でした。もっとも、数日前からこの日だけ悪天候予報だったので、それも気がかりでした。

起きてみれば、天気の心配はいらないほどの晴天。11cm望遠鏡をベランダに設置して、さっそく観望開始。8時40分過ぎには欠け始め、みるみるうちに欠け際が大きくなっていきます。今回も、眺めるのをメインにして、撮影はiPhoneコリメートで済ませました(※基本ピンボケです)。

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30分以上経過し、ある程度欠けてしまうと、見た目にはほとんど変化がない状態が続きました。

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空は、必ずしも快晴ではなく薄雲が広がっていて次第に雲量も増えてきましたが、観望には支障ありません。望遠鏡で拡大してみると、欠け際の月面の凹凸がわかります。ただ、今回はシーイングが悪くわかりにくかったですが。

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日食は3時間近くにも及んだので、途中抜け出して洗濯しようとか、お昼作ろうとか考えてましたが、結局3時間ベランダの望遠鏡に張り付いて、ずっと見続けて(ツイッターで実況したりして)しまいました。肉眼では、日食終了5分前までは辛うじてかけているのがわかりました。日食の最後のほうは、雲が厚くなり、写真でも少しまわりがぼやけているのがわかります。

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次の日食は今年の12月26日。平日なので望遠鏡でじっくり見ることはできないでしょう。その次2020年6月は日曜ですが、梅雨真っ只中。さらにその後は、2030年の北海道金環日食まで、日本本土では日食は見れないとか。もしかすると今日を最後に当分日食を堪能することはできないかも知れません。

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