(※2014年11月13日記載。この記事の投稿日は観測日に合わせています)
当時の報告文より抜粋。後の(73)Klytiaによる現象と同時に報告しています。
昨晩(12日未明)の2現象を観測しましたが、いずれも通過でした。
この秋になってからはいちばん透明度の良い空で、観測条件としては最高でした。
2つの現象の間に時間があまりなかったため、あらかじめ2つの星を確認し、
登録しておいてから臨みましたが、自動導入のおかげで(73)Klytiaに移動した時は
10分以上の余裕がありました。
現象後は、3つの彗星(うち2つは初観測)のおまけも付きました。
観測地 埼玉県坂戸市内
■小惑星(105)ArtemisによるTYC 4814-00247-1(9.5等)の食
観測開始と観測終了の時刻
2008年10月12日2時43分00秒 - 47分00秒(JST)
減光観測の有無
なし。
時刻保持の方法
・ストップウォッチと携帯電話の117時報による。
観測方法・機材
ミード製 LX90-20 (20.3cm f10シュミットカセグレン経緯台・自動追尾)
+PL32mmアイピース(62倍)
天候・観測条件
雲量1。透明度5/5。
備考
目的星は見やすく、適度な高さのため余裕をもって観測できました。
■小惑星(73)Klytiaによる2UCAC 40818208(11.9等)の食
観測開始と観測終了の時刻
2008年10月12日3時00分00秒 - 06分00秒(JST)
減光観測の有無
なし。
時刻保持の方法
・ストップウォッチと携帯電話の117時報による。
観測方法・機材
ミード製 LX90-20 (20.3cm f10シュミットカセグレン経緯台・自動追尾)
+SP9.7mmアイピース(206倍)+天頂プリズムによる眼視観測
天候・観測条件
雲量1。透明度5/5。
備考
暗い星でしたが、倍率を上げれば監視に問題ない明るさでした。
気流のため、上記時刻外に、時折瞬間的に目的星が消えることがありましたが、
監視中は目的星が消えることはありませんでした。
2008/10/12 11:51