水星の太陽面通過

6時に目覚ましを掛けてちゃんと起きれました。国内では3年ぶりだそうですが、その時は天気が悪かったので(たぶん)、私にとっては1999年以来7年ぶり。

久々に引退していた8センチ望遠鏡を担ぎ出し、アイピースにサングラスを装着して出たばかりの太陽に向けますが手前の木の枝がジャマで全然見えず、10分ほどしてようやく縁の方に黒い点が見つかりました。思ったより光線が強いのでハーシェルプリズムも装着。

ああ、これか。と思いよく見ると中心に近い方にもう1個点が。さっきのは黒点だったらしい。教科書的には「太陽黒点よりも水星の方が黒く見える」といわれてますが、少なくとも黒点の暗部と水星の黒さはあまり違うように思えません。ただ、100倍ぐらいにすると水星の丸さは実感できます。

投影法 投影法その2

撮影のために投影法でも一応見ておきました。それにしても、カメラを持っていくと、撮影に気をとられてかんじんの観測自体がおろそかになってしまう気がします。コンパクトデジカメを押し付けて撮った直焦点の写真は全部ピンボケでまともなものはありませんでした。

出来ることなら第4接食まで見ていたいのですが、このために仕事を休む気にも慣れなかったので、7時過ぎに終了。次は26年後か。

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